速報!平成24年度/神戸市営墓地申し込み受付状況・5月15日現在/最終確定情報ではありません!
~前のコラムからの続きです~
【指定石材店制度の問題点】
ここで指定石材店制度が抱える問題点を、消費者側からみた場合について考えてみます。
●霊園の指定石材店名が、見学者から分かりやすい場所に明示されていない。
一部の民営霊園では管理棟の入口や霊園内に
指定石材店の社名が書かれたプレートや看板等を掲げている場合もありますが、
ほとんどの霊園では、石材店名が分からないように、社名が伏せられているのが現状です。
●来園した見学者を担当する石材店の順番が、売り手側の都合で事前に決められている。
先ほどでも述べたように、霊園内の待機所では各石材店の営業担当者が、
見学者の来園を待ち構えています。
そして、来園した見学者をどの石材店が担当するかは、
石材店同士で取り決めた順番によって決定されます。
そこに消費者側の意思は反映されません。
●霊園に参画している石材店の規模・力量・キャリア・実績にバラつきがある。
一つの民営霊園に参画している石材店は、数社から二十数社にもなります。
それらの石材店は、社長自らが石材の選定から製作・販売に至るまでをにない、
従業員が数人という小規模な会社もあれば、
全国チェーン展開をしている企業まで、その規模はさまざまです。
もちろん、それらの会社が作る墓石の品質や工事内容、営業マンの力量等もバラバラです。
なのに、それらが同等の資格を有しているところに問題があるのです。
●消費者の意思で担当の石材店を変更できない。他社と比較検討することも認められない。
売り手側の「順番」によって担当石材店が決まってしまうと、
その霊園ではその石材店以外の業者では、お墓を建てることができなくなります。
担当者の態度が悪い、知識が乏しい、説明が不明瞭、見積りの価格が不透明などの理由で、
消費者側が石材店を変更したいと希望しても認められません。
そればかりか、施工工事価格の違いや、墓石のデザインの優劣を他社と比較することすらできないのです。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011夏号」(株式会社六月書房発行)
「オリジナルデザインのお墓」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/
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