「大島石墓石」の価格・ランク・品質を徹底解明!(5)日本と中国でつくる大島石墓石の素材の違い
【硬くて新鮮】
地質学的には中生代白亜紀頃(約8000万年前)に形成された比較的新しい花崗岩であるため、
特に外国産の花崗岩と比較すると、時間の経過による劣化の程度が少なく、
長石・石英・雲母などの鉱物の結合がち密で強いため、石の組織全体が締まっているので極めて硬質である。
したがって、硬くてノミが立ちにくく、加工には手間と時間を要しますが、
細かい細工や彫刻には最適です。また、文字を彫刻しても見やすく見映えがよく映ります。
【水に強い】
結晶の結合がち密なため吸水率も低い。
水中に岩石を24時間沈下させた場合の水分吸量を比較してみると、
凝灰岩は20%、花崗岩は0.1%~0.4%位であるが、
庵治石細目は0.19%、庵治石中目は0.2%と低い吸水率です。
吸水率が低いため、シミになりにくく風化しにくいのが特徴です。
【変色が少ない】
石の変色とは年月の経過により、赤茶色になったり艶が無くなったりすることでありますが、
庵治石においては黒雲母の中の成分である鉄分が極めてすくない。
そのため良質な庵治石では200年経っても変化しないと言われています。
青味がかった黒色で模様が細かく、変色がないため見た目が綺麗であります。
【酸に強い】
通常、石は炭酸ガスや亜硫酸ガス等によって表面が摩減されますが、
花崗岩の中でも特に庵治石は化学変化に強い石であります。
酸性雨にも強いため細かい文字でも石の表面が崩れて読めなくなるようなことはほとんどありません。
このような多くの優れた特徴により評価が高まり、
庵治石の加工は第二次世界大戦後に機械化が進みました。
特に研磨機の性能が良くなってからは、それまで以上に墓石の需要が急激に伸び、
価格も急騰し、その希少価値が認められるようになったのです。
※参考文献:『天下の銘石 庵治石』(谷本竹正氏著)
「庵治石」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/choose_stones/2010/01/entry_692/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/