マイベストプロ神戸

コラム

石原裕次郎さんのお墓/日本の銘石『龍王石』

2011年4月5日 公開 / 2014年8月1日更新

テーマ:日本の銘石

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

石原裕次郎さんのお墓

■龍王石(りゅうおういし):万成石(まんなりいし)の最高級品

・産地:岡山県岡山市
・比重:2.62
・吸水率:0.17%
・圧縮強度:1,965㎏f/

淡紅色の石目を持ち、その美しく華やいだ風合いが特徴的な日本の銘石の一つ「万成石」。

岡山市で採石され、墓石以外にも、伊勢丹ビルや明治神宮絵画館などの建築物をはじめ、
彫刻や記念碑にも数多く用いられ、石材業関係者以外にも広く知られる石であります。

様々な用途があるこの万成石は、多くの著名人、芸術家からも愛される素材です。

岡山藩主として知られた池田家は、ゆかりのある造作物に万成石を数多く用いているほか、
彫刻家のイサム・ノグチ氏はパリのユネスコ庭園や自分自身の墓石に、
また彫塑家・朝倉文夫氏も自身の墓石や銅像の台座、アトリエなどに使用しています。

その他、石原裕次郎さんのお墓、横山やすしさんのお墓、
日生ビル(東京)、新宿伊勢丹ビル、瀬戸大橋記念館をはじめ、
彫刻の台座等では、紫式部(福井)、安寿と厨子王(青森)、坂本龍馬(高知)、
犬養毅(岡山)、細川忠利公(熊本・水前寺公園)、グラバー邸のおちょう夫人(長崎)、
滝廉太郎(熊本)など、その使用実績は数限りありません。

万成石の最高級品「龍王石」

■『龍王石』とは?

そんな万成石の中でも特に色の濃い、「白」はより白く、
「ピンク」はより鮮やかで硬く、変色しにくいものが『龍王石』です。

昔から高級墓石などに使用され、知る人ぞ知る「銘石」であり、
万成石の中でも採れる量は少なく希少価値の高い石です。

さて、この石独特の淡く優しい桜色は一体どこから来るのでしょうか?
現在考えられているのは、カリ長石の中に含まれるヘマタイトが微細な場合、
光を通すと赤く見えるため、といわれています。

※「日本石材工業新聞」第1891号参照

神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸のお墓のことなら「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/

  

この記事を書いたプロ

能島孝志

お墓のプロ

能島孝志(株式会社第一石材)

Share

関連するコラム

能島孝志プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
0120-75-6148

 

相談は全て無料!しつこい売り込みや電話営業は一切いたしません。安心してお問い合わせください。

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

能島孝志

株式会社第一石材

担当能島孝志(のじまたかし)

地図・アクセス

能島孝志のソーシャルメディア

facebook
Facebook
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫の冠婚葬祭
  4. 兵庫の墓石・石材店
  5. 能島孝志
  6. コラム一覧
  7. 石原裕次郎さんのお墓/日本の銘石『龍王石』

© My Best Pro