書き続けて、やっと気づいたこと
「会おうね。」
そんな言葉を交わしたまま、何年も会わずに終わってしまうことはありませんか。
昨年、久しぶりに高校時代の友人と会いました。
実はその数か月前、高校の同窓会に誘ったところ予定が合わず、「また東京へ行く時に会おうね」とメッセージを送り合っていました。
すると、そのわずか数週間後。
「秋に群馬へ行く予定があるけど、都合どう?」
と連絡が来たのです。
「こんなに早く会えるなんて思わなかった!」
そう伝えると、彼女はこんな話をしてくれました。
大学時代の友人を亡くしてから、「会おうね」で終わる“会う会う詐欺”はやめようと決めたこと。
会いたいと思ったら、その場で予定を決めるようにしていること。
その言葉を聞いた瞬間、私の40歳の頃の後悔がよみがえりました。
高校時代の同級生。
年賀状に何年も「病気を患っています」と書かれていたことが気になり、思い切って連絡をしました。
すると、がんと闘っていることを教えてくれました。
「新潟へ会いに行くね。」
約束をして日程まで決めました。
でも、その直前に娘が風邪をひいてしまい、約束をキャンセルすることに。
その後まもなく彼女は入院。
「お見舞いに行きたい。」
そう伝えると、
「病院ではなく、外でお茶ができるようになったら会おう。」
そう返事をくれました。
その約束は叶いませんでした。
子どもは同い年。
誕生日も二日違い。
まだまだ生きたかっただろう。
子どもの成長を見届けたかっただろう。
そう思うと、今でも胸が締めつけられます。
会えなかった後悔。
そして、もっと生きたかったはずの彼女の想い。
私はその時、「悔いのない人生を生きよう」と心に誓いました。
それなのに。
年月が経つうちに、私自身も「また今度ね」「近いうちにね」と、いつの間にか“会う会う詐欺”をしていました。
友人の言葉で、そのことに気づかされたのです。
それからは、会いたい人には自分から声をかけるようになりました。
海外に住む友人が帰国した時も、「まだ日本にいる?会おうよ!」と連絡を取り、この一年で三度も会うことができました。
来週は奈良で友人たちと会う約束があります。
今回は、遠方に住む友人にも声をかけました。
「遠いから大変かな。」
そんな迷いもありました。
でも、誘わずに後悔するくらいなら、誘ってみよう。
そう思ったのです。
今日、私は高校の同窓会のため東京へ向かいます。
高校時代は話したこともなかった人たちと、今では昔からの友達だったかのように笑い合える。
同級生って、本当に不思議な存在です。
「会おうね。」
その一言で終わらせるのではなく、
「いつ会う?」
そんな約束を、一つずつ増やしていきたいと思います。


