Thundersquall
Hello! 先週の土曜日はイギリスのヘンリー王子とメーガン妃のロイヤルウェディングでしたね。
お二人ともとてもお幸せそうでした。お召し物もとても素敵でした。
その挙式中に約15分にわたって「愛」の大切さを説いた、アメリカ人主教のマイケル・カリー氏。
そのお話しが全文こちらで確認できます。
映像と下に全英文付きなので、語学学習者の教材としても活用できるのではないでしょうか。
さて、マイケル・カリー氏の肩書でもあるBishop。
これは日本人には馴染みがないですが、キリスト教の種類によって日本語訳が変化します。
今回はアメリカ聖公会のBishopということで、和訳語は「主教」。
英国国教会の場合も同じく「主教」。
カトリック教会の場合は「司教」。プロテスタントの場合は「監督」。
(詳細はこちらのweblioでご確認ください。)
チェスのビショップも同じ英単語です。
他にもカトリックの「神父」はFather、プロテスタントの「牧師」はclergymanやreverend、pastor、minister。
またプロテスタントの宗派によっては「司祭」priestなどと聖職者の呼び方が色々あります。
私はアメリカ留学時代に教会へ通っていました。
初めは短大の寮に教会の車が、毎週日曜日の朝に学生を迎えに来ているのが気になり、
先輩方に聞いたところ「日曜日のカフェテリア(学食)はお休みだから教会に行けば
無料でランチが食べられる」と教えてもらったのがきっかけでした。
その後はしばらく行きませんでしたが、英語を話す機会を増やしたいのと、
聖書の教えに従っている休日もあり、アメリカ人やアメリカ文化を理解するには、
キリスト教の勉強は欠かせないと思ったことから、また教会に行こうと思い直しました。
また、ホームスティ先を探すのには、教会で仲良くなってよくお互いを知ってからがいいだろうと思い、
留学2年目くらいからアパートのオーナーにお願いして、毎週日曜日に一緒に連れて行ってもらいました。
そこでしばらくしてホームスティ先を紹介してもらい、半年間ホームスティ生活を経験しました。
礼拝後のランチは牧師さんのお宅で、日本人だけではなく中国や他の国からの留学生も交えて、
一緒に食事の準備を手伝ったり、色々なことについて話したりすることが多く、とても刺激的でした。
欧米社会や生活、文化に欠かせないキリスト教。宗派も色々あれば解釈も色々あります。
でも共通点もたくさんあるので、留学希望者やキリスト教徒の外国人との職場で接する機会がある方は、
語学だけではなく是非こういった文化面も学習されると、より深く理解ができるのではないでしょうか。