日没後は魔の時間?
最良の減量法は何?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘最良の減量法は何?’という報告です。
肥満管理に関する内分泌学会の新しい科学的声明は、さまざまな減量介入の効果に関しては相当なばらつきがあることを特定した。声明の作成にあたり著者らは、さまざまな食事、運動、肥満薬、および減量手術のタイプに関する最新の科学的エビデンスを考察した。
注目すべき点は、食事計画の長期的効果にはあまり違いがないことである。ただし各食事への反応には個人差があると著者らは述べた。個人に合わせた食事療法は長期的減量計画の有効性を改善する場合があるため、臨床医は減量に対する食事の反応の遺伝的差異を考慮すべきであると著者らは助言した。外科的アプローチは、他の治療選択肢よりも大きく長続きする減量をもたらす傾向が見られた。
「個々の減量法に関しては、効果がある人もいればない人もいます」と、科学的声明を作成したタスクフォースの議長を務めた研究者は述べた。「現時点では、任意の個人にとってどの介入が最良かを予測できる遺伝子情報やその他の情報は限られています。これは重度肥満の問題がいかに複雑かを示しています」
日本でもよく、’何とかダイエット’と称してある食材の摂取で痩せられるなどどいうことが取り沙汰され、一時のブームにはなりますが、いずれも長続きしないで消えてしまいます。本来はある特定の食材だけで痩せようとすることには無理があるわけで言い古された話にはなりますが、腹八分でバランスの取れたある程度の糖質制限が減量には間違いなく効果はありますし、それプラス、適度な運動が何よりも大事であることは論を待ちません。ただ、効果が出るのにはある程度の期間が必要なのもいうまでもありませんが...