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がんの5年生存率上昇!
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は‘がんの5年生存率上昇!’という報告です。
国立がん研究センターは8日、2008年にがんと診断された人の5年後の生存率を公表した。肝臓がんや膵臓がんは依然として治療が非常に難しいことが示された。全てのがんをまとめた生存率は65・2%で、前年の64・3%からわずかに上昇した。
各地のがん医療を中心的に担う拠点病院などのうち、全国の209病院で集計した約21万件を解析。種類別で生存率が高かったのは、進行が比較的遅い前立腺がん(97・7%)のほか、乳がん(92・7%)、子宮体がん(82・8%)。低かったのは膵臓がん(9・9%)や肝臓がん(38・5%)、肺がん(39・1%)だった。
早期発見が難しく、生存率の低い膵臓がんは「難治性がん」の代表格で、新たな検査法や薬の開発が求められている。全がんの生存率は東京の72・6%から沖縄の50・9%まで、地域によって差があった。ただデータを集計した病院の数には限りがあり、データの精度も異なると考えられ、生存率が都道府県の実態を表しているわけではないという。病院によって、患者の年齢やがんの進行度なども違い、治療成績は比較できないとしている。
がんの5年生存率は診断や治療法の進歩で確実の上昇して来ている様ですが、膵臓がんは相変わらずの低さです。実際、私自身としても膵臓がんと診断して確実に助けることが出来たと思っている患者さんは1名だけです。それ以外は診断出来た時点で手術も出来ない状態だったり、手術出来ても根治術とはならなかったりという方々が大多数だった様に感じます。
クリニックの近所で見つけたツバメの雛たちも飛行訓練を開始したようで...巣立ちももうすぐの様です!