寒冷や高温曝露で心血管疾患のリスク増大?
週末の夜更かしで心疾患の危険?
おはようございます。福島市 さとうクリニック内科・消化器科の佐藤です。今朝は「週末の夜更かしで心疾患の危険?」という報告です。
平日は規則的な睡眠習慣を守っているのに週末になると夜更かししてしまうという人は、心疾患を発症するなど健康を損なう可能性が高まることが、米アリゾナ大学の研究で示唆された。
平日と休日で就寝・起床の時間が異なるなど、社会的活動により体内時計と実際の睡眠パターンが一致しなくなる現象は“社会的時差ぼけ”と呼ばれる。今回の研究は、この社会的時差ぼけが心疾患や抑うつなどの問題に関連することを明らかにした。
22~60歳の成人約1,000人を対象として、平日と休日の睡眠パターンと睡眠の質、さらには不眠、全般的な健康について尋ねたところ、睡眠パターンのずれが1時間生じるごとに、心疾患と診断される可能性が11%高まり、健康状態が「良くない」または「まあまあ」と回答する人が28%増えた。また、社会的時差ぼけがひどくなると、気分の落ち込み、眠気、疲労を感じる可能性が高まった。これらの関連性は、結果に影響しうる収入や教育といった要因を考慮に入れても依然として認められた。今回の研究は因果関係を証明するデザインではなく、関連性を示したに過ぎないが、過去の研究でも社会的時差ぼけが肥満などの問題に関連することが示されている。
同研究者は、「社会的時差ぼけが起きる仕組みはホルモンと概日リズムで説明できる可能性が高い。これは旅行で生じる時差ぼけと同じものだが、社会的時差ぼけは慢性化することが少なくない。どのくらい社会的時差ぼけが続くと健康障害につながるのかは、今後の研究課題だ」と述べている。
当クリニックに飛来した第一陣のツバメ達は巣立って行きましたが、さらに第二陣目も飛来しています。ただ、我が家の紫陽花と同様に子育ての経過も少し遅れ気味の感じです...