栓抜きや缶切りを知らない子どもたち
チホズスタジオ
産業カウンセラーの鎌田千穂です。
福岡市に拠点を置き、オンラインや訪問産業カウンセリングをしています。
事業内容は産業カウンセリング及びコンサルティング。
「業務改善・組織変革」の企画提案実施です。
他にもチホズ文字分析による、人材分析及び提案も。
前回のブログでは、ルーティンと変化を楽しむ生活についてお話しました。
今回は、ルーティンと強迫症(OCD: Obsessive-Compulsive Disorder)の違いについて探ってみましょう!
そもそも「ルーティン」って何?
もう一度おさらい。
「ルーティン」とは、毎日や定期的に行う決まった行動や作業のことでしたね。
例えば、朝のコーヒーを飲むことや、夜の歯磨き、週に一度の買い物、そして毎朝会社に行く道もルーティンの一部です。
ルーティンは生活にリズムと安定感をもたらし、効率よく物事を進める助けとなります。
強迫症(OCD)って何?
そして、ちょっと似ているようで違う強迫症(OCD)について。
やりすぎてしまい行き過ぎると強迫観念にとらわれてしまうように変化することも多々。
強迫症(OCD)とは、不安や恐怖を軽減するために繰り返し行う儀式的な行動のこと。
例えば、手が汚れていると感じて何度も手を洗う、ドアが閉まっているか何度も確認するなど。
不安を抑えるために行われるこれらの行動が日常生活に影響を及ぼします。
ルーティンと強迫症の違い
ルーティン
目 的:効率の向上や生活の安定化を目的に、自発的に組み込まれる行動パターン。
毎日の健康的な習慣や仕事の効率化を助ける。
感 情:ルーティンを行うことで、満足感や安心感を得られることが多い。
柔軟性:ルーティンが崩れても、適応しやすい。
強迫症(OCD)
目 的:不安や恐怖を軽減するための儀式的な行動。
強迫観念(繰り返し考える不安や恐怖)を抑えるために行われる。
感 情:強迫行動を行わないと強い不安やストレスを感じる。
行動が完璧でないと感じることが多い。
柔軟性:強迫行動が崩れると、強いパニックや不安を感じやすい。
ルーティンと強迫症の一対の例
産業カウンセリングのすすめ
もし、ルーティンや強迫症について悩んでいるなら、産業カウンセリングを受けることを考えてみましょう。
産業カウンセリングは、職場のストレスや心の健康について専門的な道しるべになります。
心の健康を保つこと、過度なルーティンから自分を追い込む時、もしくは気になってしょうがないことで悩んでいる場合はオススメ。
気軽な気持ちで専門家と話すことで、自分がおかしいんじゃないか?と思い込んでいることへ気づきが得られ心の重荷が軽くなる。
更に、心理学的手法を元にお薬を使うことなくメンタル面のスキルアップができる。
そのことで、自分自身が自分にあった効果的な対処法を見つけることができます。
まとめ
ルーティンは日常生活の中で計画的に行う行動であり、生活の質を高めるために役立ちます。
一方、強迫症は不安や恐怖から逃れるために行う儀式的な行動であり、治療が必要な場合も。
どちらも繰り返し行動という点では共通しています。
ですが、その背景や目的には大きな違いがありますね。
もし悩んでいることがあれば、軽い気持ちで産業カウンセリングを受けてみることも一つの対策ですよ。