足関節の捻挫グセは治し方で決まります
こんにちは上杉です。
今回は、捻挫(ねんざ)グセについて
捻挫をした足首は治ったあとでも、また捻挫をしやすくなる捻挫グセいう言葉があります。
実際、捻挫をしたあとは足首の関節が緩くなってしまうことで捻挫しやすくなるというものです。
一番初めのねんざの時に、サポーターやテーピングを巻き足首を固定して動かないようにすることで痛みは抑えられるかもしれないのですが、
動きを制限させることで、あるいは松葉づえで足に体重を乗せることを制限してしまうことで
足首まわりふくらはぎなどの組織、筋肉が使われなくなり足首まわりの組織や筋肉がやせ衰えてしまいます。
またサポーターやテーピングを巻き足首を固定することで、
今までの歩き方とは異なる歩き方になり変なクセが付いてしまいます。松葉づえでの免荷でも同じことが言えます。
サポーターやテーピング、松葉づえが取れたときには、クセの残った歩き方で身体のバランスも崩れていて偏った筋肉の使い方、偏った身体のバランスから、さらにねんざを生じやすくさせてしまっています。
この様に、捻挫グセとは捻挫してしまったから捻挫グセが付いたのではなく
捻挫した時の治療の仕方で生じさせてしまった弊害だと思います。
では、どのようにすれば足首のねんざを捻挫グセを回避しながら改善させることができるかと言うと、テーピングです。
ここで、あれ?と思われた方
そうですね、先ほどテーピングも挙げられたのではと思いますが、
先ほどのテーピングとは足首を動かさないガチガチに固めるテーピングのことであり
自分が言うテーピングとは固定をしないガチガチに固めないテーピングのことを言います。
ちょっとわかりにくいかもしれないのですが、足首を固定しなくても痛みを抑えることは出来ます。
テーピングの工夫により捻挫の痛みをその場で改善させる。(ただし炎症部位はアイシングで冷やす。)
そして固定をしていないので適度に足首も動かせて歩行時の荷重も可能です。
そうすることで足首まわりの組織・筋肉がやせ衰えることなく、捻挫グセが付くというようなこともなくなります。
そういったわけで、足首捻挫の際には、適切なテーピングにより予後の状態を良くしてくれますのでぜひ、活用していただけたらと思います。
本日もご覧いただきまして誠にありがとうございました。