【第17弾】孤独死が起きた部屋は「事故物件」になる?告知義務と再募集のポイント

「一番安い業者へ依頼したのに、臭いが取れていない」
「作業後に追加料金を請求され、最初から依頼し直したくなった」
特殊清掃の業者選びでは、このような後悔が起こることがあります。
複数の見積書を比べると、どうしても合計金額に目が向きます。しかし、安く見える見積書でも、完全消臭に必要な作業が含まれていなければ、あとから再施工や大がかりなリフォームが必要になる可能性があります。
信頼できる特殊清掃業者を見分けるため、次の5つを確認しましょう。
■1.見積書の内訳が分かれているか
見積書に「特殊清掃一式」とだけ書かれている場合は、何をどこまで行うのか確認が必要です。
少なくとも、次の費用が分けて書かれているか確認しましょう。
・汚染箇所の処置
・消臭前の清掃
・家財や残置物への対応
・消臭作業
・床や壁の処置
・廃棄物の運搬や処分
・作業後の確認
内訳が分かれば、必要な作業が抜けていないか、追加料金が発生する可能性があるかを判断しやすくなります。
■2.臭いの原因を調べてから見積もっているか
部屋へ入ってすぐに、
「機械を使えば消えます」
「壁紙を全部剝がせば大丈夫です」
と説明する業者には注意が必要です。
臭いは、床のつなぎ目、幅木の裏側、畳の下、壁や床の内部など、目に見えない場所まで広がっている場合があります。
信頼できる業者は、亡くなっていた場所、発見までの日数、床や壁の状態などを確認し、臭いの原因を調べてから作業方法を説明します。
■3.消臭方法を分かりやすく説明できるか
消臭剤の香りや機械によって、一時的に臭いが弱くなることがあります。
しかし、臭いの原因が残っていれば、雨の日や気温が高い日に再び臭う可能性があります。
業者へ、次のように質問してみてください。
「臭いの原因へ、どのような処置をしますか」
「機械を使う以外に、どのような清掃をしますか」
「なぜ、その作業で臭いが取れるのですか」
専門用語ばかり使わず、一般の方にも分かる言葉で説明できるかが重要です。
■4.作業直後だけで判断しないか
作業直後は、換気や薬剤の香りによって、臭いが分かりにくいことがあります。
確認したいのは、
・時間を置いて再確認するか
・窓や扉を閉めた状態でも確認するか
・臭いが戻った場合の対応があるか
・作業完了を示す書類が発行されるか
という点です。
「作業したこと」と「完全に消臭できたこと」は、同じではありません。
■5.質問や不安に誠実に答えるか
契約を急がせる、他社の悪口ばかり言う、追加料金の条件を説明しない業者には慎重になる必要があります。
一方、信頼できる業者は、作業できる範囲とできない範囲、費用が変わる条件、作業後の対応などを事前に説明します。
依頼者にとって不利な内容も隠さず伝える姿勢は、業者選びの大切な判断材料です。
■安い見積書が、安い結果になるとは限らない
特殊清掃で本当に必要なのは、作業当日だけ臭いを感じなくすることではありません。
次の入居者が安心して暮らせる部屋へ戻すことです。
全花連では、現場の状況と臭いの原因を確認したうえで、特殊清掃から特許技術「花輪式完全消臭」まで一貫して行います。作業完了後には「特殊清掃完全消臭証明書」を発行しています。
また、全花連安心サービスでは、万が一の居室内死亡事故が発生した際、保険の確認、残置物への対応、特殊清掃、完全消臭、退去手続きなどを整理し、全花連が窓口となって対応します。
見積書を比べるときは、最後に書かれた金額だけを見ないでください。
「誰が、どの場所へ、何を行い、どのように完了を確認するのか」
ここまで比べることが、再施工や臭い戻りを防ぐ第一歩です。
一般社団法人 全日本花輪式完全消臭連盟(全花連)
電話:0120-152-431
受付時間:9:00~18:00
ホームページ:https://zenkaren.jp/
【次回・実録】
「特殊清掃後に臭いが戻った!再施工を依頼する前に確認したい5つのこと」
作業直後は臭わなかったのに、数日後や雨の日に再び臭い始めた――。原因が残っている場所、契約書や作業写真の確認方法、施工業者へ伝えたい内容を分かりやすくご紹介します。


