【第23弾】特殊清掃業者の選び方|依頼してから後悔しない7つの確認ポイント

「一人暮らしの親族が、自宅で亡くなっているのが見つかりました」
警察や管理会社から突然このような連絡を受けると、驚きと悲しみで、何から手をつければよいのか分からなくなるものです。
しかし、電話を受けたその場で、すべてを決める必要はありません。
まずはメモを用意して、次の5つを順番に確認してください。
■1.発見場所と現在の状況
最初に、亡くなった場所と発見された日時を確認します。
警察による確認が続いているのか、ご遺体がどこへ搬送されたのかも聞いておきましょう。
電話をしてきた担当者の氏名、所属、連絡先も忘れずに記録します。
■2.今後の連絡先と必要な手続き
警察から、今後どこへ連絡すればよいのかを確認します。
身元確認などのために、現地へ行く必要がある場合もあります。遠方に住んでいて、すぐに向かえないときは、そのことを正直に伝えてください。
慌てて出発する前に、必要な物や到着期限を聞いておくと安心です。
■3.賃貸住宅か持ち家か
賃貸住宅の場合は、管理会社や大家さんへ連絡が入っているかを確認します。
ただし、室内に残された家財を、家族の判断だけで片付けてはいけません。相続をどうするか決まる前に処分すると、後の手続きに影響する可能性があります。
管理会社から早く片付けてほしいと言われても、その場で費用負担や作業内容を約束せず、まず状況を整理しましょう。
■4.家財保険に加入していたか
賃貸住宅では、入居者が家財保険に加入していることがあります。
契約内容によっては、残された家財の片付け、特殊清掃、消臭、原状回復などの費用が補償される場合があります。
保険証券が見つからなくても、管理会社が加入先を把握していることがあります。専門業者へ依頼する前に、保険会社へ確認することが大切です。
■5.室内へ入ってよい状態か
警察の確認が終わっていても、発見までに日数が経過している室内には、強い臭いや衛生上の問題が残っている場合があります。
一般的なマスクや手袋だけで無理に入室せず、まず専門業者へ相談してください。
臭いの原因が床や壁の内部まで達していると、表面を掃除したり、消臭剤を使ったりするだけでは、臭いが戻ることがあります。
全花連では、現場の状況確認から特殊清掃、臭いの原因を分解する「花輪式完全消臭」まで一貫して対応しています。
また、事故が起きる前に死後の手続きや残置物への対応を決めておく「全花連安心サービス」も、管理会社や大家さんの備えとして活用されています。
突然の連絡を受けたときこそ、一人で抱え込まず、確認した内容を一つずつ書き留めてください。
「誰から」「いつ」「何を言われたか」を記録するだけでも、その後の混乱を減らすことができます。
【次回・第34話】
「孤独死が起きた部屋の片付け費用は、家財保険でどこまで支払われる?」
遺品整理、特殊清掃、消臭、原状回復の違いと、保険会社へ連絡する前に確認したいポイントを分かりやすくお伝えします。


