スウェージング加工について

熊田茂雄

熊田茂雄

テーマ:部品加工技術

 スウェージング加工(Swaging)とは、金属材料を圧縮成形させる鍛造加工方法の一種で、回転冷間鍛造加工とも呼ばれています。丸棒や円管状の材料の一部分を周りから連続的に叩きながら外径を縮めていったり、また勾配をつけたり、先を細くしたりして、形を変えていく加工法です。
(ネット情報を整理)

 スウェージング加工は、分割された金型が回転し、叩きながら丸棒やパイプ材の外径を絞っていく冷間鍛造加工で、チューブスプライン(※)においては、パイプ材の中にスプラインの芯金(オス型)を入れた状態でスウェージング加工することで、内径にメス型のスプライン形状を作り出すことができます。

 スウェージング加工の利点としては、切粉が出にくいこと、また、製品の歩留まりが向上し、加工硬化により部品の強度が増すことなどが挙げられます。一方、分割された金型で複数面から線材を叩き伸ばすことができ、勾配をつける、伸ばす、細くするなどの変形が可能となり、また、切削せずに金属線材を減径させること、冷間鍛造(常温のまま材料に圧力を加え成形する加工法)である等の優位点があります。

 スウェージング加工の活用領域としては、自動車やバイクのシャフト、排気管など、産業機器のシャフト・バルブ・パイプなど、また、医療用針やノズルなどの医療器具 など、比較的精度の高い寸法を得ることができるため、様々な分野での応用が期待されています。

スプライン(※)
 スプライン加工は、円筒形の軸や穴の表面に、軸方向に沿って複数の凹凸(歯と溝)を等間隔に加工する技術です。この凹凸により、軸と穴が嵌合した状態でも軸方向にスライドできながら、回転方向のトルクは確実に伝達できるという特性を持ちます。

(参考ブログ)
https://www.pec-kumata.com/post/swaging

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熊田茂雄
専門家

熊田茂雄(生産技術コンサルタント)

PEC-KUMATA 生産技術コンサルタント

工程設計や工場管理に40年以上従事した現場経験をもとに、生産技術コンサルティングを提供。品質改善や生産性向上などQCD課題の改善策とあわせて、先端技術や異分野を取り入れた技術方向性もアドバイスします。

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