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坪田聡プロは北日本新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

新しい年を良い年に! 見たい初夢を見る方法

坪田聡

坪田聡

テーマ:季節ごとの睡眠

正月
いろいろなことがあった今年も、残りわずかです。来年はもっと良い年にしたいですね。新しい年の始まりには、うれしくなるような夢を見たいものです。1月2日の夜に見る夢を初夢といいますが(1月1日の朝や夜に見る夢のこともあり)、昔から新しい年を占う夢として知られています。

見たい初夢を見るポイントは、3つあります。①夢をしっかりとイメージすること、②グッスリ眠ること、③夢を見たらすぐ目覚めることです。

夢をしっかりとイメージする

最新の夢見コントロール法では、睡眠に入る前にリラックスした状態で見たい夢をイメージすると、その夢を見る確率が高くなることが明らかになっています。昔は縁起が良い初夢を見るために、七福神を乗せた宝船の絵を枕の下に入れたり、枕元に置いておいたりする風習がありました。眠る前に見たい夢のもとになる画像をしっかり目に焼き付けておくと、その夢を見る確率が高まります。

グッスリ眠る

体調が悪いと、嫌な夢を見てしまうかもしれません。良い初夢を見るためには、生活習慣を見直して、寝室の環境を整える必要があります。あまり夜更かしせず、できれば午前0時より前に布団に入りましょう。お酒を飲み過ぎたり満腹だったりすると、睡眠の質が悪くなります。寝室はなるべく暗く静かにします。寝室の室温は16度~20度ぐらい、湿度は50%前後が理想的です。

夢を見たらすぐ目覚める

私たちは一晩に夢を数回見ています。ところが、ほとんどの夢は忘れてしまい、目覚める直前の夢しか覚えていません。多くの夢はレム睡眠のあいだに見ます。レム睡眠は寝ついてから1.5時間の倍数、つまり6時間や7時間半、9時間くらいたったときに現れます。目覚ましアラームをその時間に鳴るようにしておくと、ちょうど夢を見ているときかその直後に目覚める可能性が高まります。また、見た夢を忘れないために、目覚めたらすぐに夢の記録を残すことも大切です。

今年はいろいろとお世話になりました。皆さんも良いお年をお迎えください。そして、準備万端にして良い初夢をご覧ください。来年もよろしくお願いします。

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坪田聡
専門家

坪田聡(医師)

雨晴クリニック

不眠症など睡眠障害の治療に30年以上携わり、快眠に関する正しい知識の普及に力を入れています。コーチングによる生活習慣の見直しから枕の選び方までサポート。メディア出演や著書、セミナーの実績も豊富です。

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