【解決事例】店舗型風俗店のキャストに貸した200万円|LINE履歴と弁護士会照会で回収に至った事例
風俗店の利用中に隠し撮りが発覚し、その場で高額な念書に署名させられてしまうケースは少なくありません。今回は、ホテル利用型のデリバリーヘルスをご利用中に盗撮が発覚し、300万円の支払いを約束する念書にサインしてしまった依頼者の方が、弁護士の介入により総額50万円まで減額し、被害届の提出もなく解決に至った事例をご紹介します。
ご相談の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ご相談者 | Tさん(50代男性・会社員) |
| ご利用店舗 | ホテル利用型のデリバリーヘルス店 |
| 状況 | 隠し撮りが発覚し、その場で念書に署名させられた |
| 当初の請求額 | 300万円 |
| 解決額 | 総額50万円 |
| 刑事処分 | 被害届の提出なし |
ご相談までの経緯
Tさんは、ホテルにキャストを呼ぶ形式のデリバリーヘルスをご利用の際、スマートフォンの録画機能を使ってサービス中の様子を撮影しました。撮影中の不自然な動きにキャストが気づいたことで盗撮が発覚し、キャストからの連絡を受けた店舗のスタッフがホテルに到着しました。
その場でスマートフォンを取り上げられて中身を確認された後、「警察に通報すれば会社にも知られることになる」「示談で済ませるなら慰謝料と営業妨害代として300万円を支払う」という趣旨の話をされ、Tさんはその場で300万円を支払う旨の念書に署名しました。
その後、冷静になって「支払える金額ではないが、警察への対応も避けたい」と悩まれ、当事務所へご相談に来られました。
弁護士の対応と交渉の経緯
ご依頼を受けた弁護士は、直ちにTさんの代理人として店舗側に連絡を入れ、以下の点を整理して伝えました。
盗撮に該当しうる行為があった点については真摯に謝罪する
密室で「警察に通報する」といった言辞を用いて署名させた念書は、強迫による意思表示として取消しの対象となりうること
300万円という金額は、風俗トラブルにおける盗撮事案の慰謝料相場に照らして過大であること
店舗側は「営業妨害」を強く主張していましたが、弁護士は過去の解決実績をもとに、キャストが稼働できなかった時間や精神的負担といった実際の損害を踏まえて交渉を進めました。あわせて、Tさんが最も望んでいた「刑事事件化(被害届の提出)の回避」を念頭に、即時支払いが可能な現実的な金額を提示し、早期解決のメリットを店舗側に伝えました。
解決結果と対応のポイント
交渉の結果、当初300万円とされていた請求額は、キャストへの慰謝料と店舗への解決金をあわせた総額50万円で合意に至りました。示談書には、次の内容を盛り込んでいます。
| 条項 | 内容 |
|---|---|
| 清算条項 | 本件に関し、これ以上の金銭請求を行わないこと |
| 宥恕文言 | 店舗側がTさんを許し、被害届を提出しないこと |
| 守秘義務 | 本件の内容を第三者(職場・家族を含む)に口外しないこと |
さらに、弁護士立ち会いのもと、Tさんのスマートフォンおよびクラウド上に保存されていた動画データを完全に消去し、事件は解決に至りました。
同種のご相談をお考えの方へ
風俗店の利用中に盗撮が発覚した場合、店舗側から高額な示談金を求められる例は珍しくありません。「警察に通報する」「会社に伝える」といった言葉を受け、その場で不利な内容の念書に署名してしまう方も少なくないのが実情です。
盗撮という行為自体は、性的姿態等撮影罪や各都道府県の迷惑防止条例に問われうるものですが、それに対する賠償額には一定の相場が存在します。言われるままに高額な金額を支払う前に、まずは弁護士にご相談いただくことをおすすめします。
当事務所では、風俗トラブルに関する解決実績を多数有しており、現場での対応から店舗側との交渉、刑事事件化の回避まで一貫してサポートしております。高額な請求を受けてお困りの方は、お早めにご相談ください。


