【解決事例】「トイチ」の利息を請求された|弁護士の介入により脅迫行為を遮断した事例
弊所にご相談いただいた事案の一つに、出会い系サイトを通じて知り合った人物から反社会的勢力の関係者を名乗られ、長年にわたり不当な要求を受け続けていたケースがあります。今回は、弁護士が相手方の身元特定から交渉までを進め、示談金の支払いを受けて解決に至った事例をご紹介します。
ご相談の概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 依頼者 | Aさん(女性・30代) |
| ご相談内容 | 反社会的勢力の関係者を名乗る人物から長年にわたり金銭や関係の継続を求められていた |
| ご依頼の目的 | 相手方への対応・交渉 |
| 解決結果 | 示談金200万円の支払いを受けて終件 |
ご相談に至るまでの経緯
依頼者のAさん(女性・30代)は、15年ほど前、出会い系サイトを通じて知り合った人物Bさんから、面識のある男性Cさんを紹介されました。Cさんと会った際、Cさんは反社会的勢力の関係者を名乗り、Aさんの個人情報を聞き出したうえで、以後、継続的に金銭の支払いと関係の継続を求めるようになりました。
Aさんは、家族に迷惑をかけたくないという思いから一人で対応を続けていましたが、心身への負担が大きくなったことから、弊所にご相談にいらっしゃいました。
弁護士の対応と解決への流れ
弁護士がAさんから時系列で事実関係を伺ったところ、Cさんとのやり取りの多くは口頭で行われており、フリーメールアドレス以外に相手方の身元を示す手がかりはほとんど残っていない状況でした。そこで、Cさんが継続して利用していた場所(建物)の情報をもとに、所有者情報や戸籍・住民票等から人物の特定を試みました。
その結果、年齢等の条件から、当時のCさんに該当すると考えられる人物が浮かび上がったため、弊所から当該人物宛てに、代理人に就任したこと、これまでの経緯を踏まえて損害賠償請求を行う予定であること、対応がない場合は刑事事件化も検討している旨を通知しました。
通知後、Cさん側の代理人弁護士から連絡があり、Aさんの意に反する形で関わっていたのであれば申し訳なかったとの説明があった一方、Bさんから聞いていた話を前提に行動していた、反社会的勢力とは関係がないといった主張もありました。
双方の主張を裏付ける客観的な証拠に乏しく、法的手続を通じて事実関係を立証することは容易ではない状況であったため、話し合いによる解決を目指す方針としました。交渉の結果、示談金として200万円を一括で支払ってもらうこと、これまでに撮影された動画を削除することなどを盛り込んだ合意書を取り交わし、解決に至りました。
解決結果と弁護士のコメント
本件は、長期間にわたり相手方の要求に応じざるを得ない状況が続いていた事案でした。行為が及んだ期間の長さからすれば、より踏み込んだ責任追及も検討したいところでしたが、証拠に乏しく事実関係の立証が難しいこと、Aさんご自身の心身の負担が大きかったことから、早期解決を優先する方針をとりました。
反社会的勢力を名乗る、あるいはそれを匂わせる人物から不当な要求を受けるというご相談は、弊所でも少なくありません。実際に該当する場合もありますが、そのように名乗っているだけのケースも見受けられます。マッチングアプリなど、匿名性の高い場でのやり取りが増えていることも背景にあると考えられます。
同種のトラブルでお悩みの方へ
反社会的勢力を名乗る人物などから、根拠のない請求や過大な請求を受けた場合には、一人で対応せず、まず最寄りの警察署へ相談することをおすすめします。相談の際は、時系列で事実関係を整理し、手元にある証拠があれば持参するとよいでしょう。
あわせて弁護士にもご相談ください。警察は刑事事件への対応が中心となるため、民事上の請求や相手方との交渉については弁護士が窓口となって対応いたします。反社会的勢力に関わる人物とのトラブルでお困りの場合には、弊所までお気軽にご相談ください。


