冬場、家にいる時こそ、やせる時間よぉ〜♡
【筋金入りの外反母趾な私】
ある日、友人とお茶している時、私が「最近スタイルや歩く時の姿勢がよくなったね」というと、通っているフットケア専門サロンについて話してくれました。
「何回か通っているうちに足のむくみがすっきりして、冷え性もよくなったわ。至福のトリートメントと徹底的な歩行トレーニングをしてくださるの。A子のように外反母趾の人でも、トリートメントと正しい歩き方をマスターして外反母趾を直してきたんだって」
「まさか…でも、ホントに!?」 これが、足専門サロン・サロン・ド・コンソラーレさんに通う友人の感想を聞いたはじめての感想でした。
「私がずっと苦しんできた外反母趾がよくなる!」
何をかくそう筋金入りの外反母趾。足の親指が「く」の字に曲がり、歩いてもバランスを崩しやすく、原因不明の体調不良で悩んでいました。社会人になる時はすでにパンプスがはけず、かかとの低い靴ばかりを選んでしまうように…。また、靴もあれこれ買って試してみては、履けないのであえなく捨ててしまうということもよくありました。
また、あれこれ書物を読み漁っては、外反母趾は手術をしないと治らないものではないことに気づき、
7年前、ある外反母趾専門の整骨院に通ったのですが、あまり良くはならず…。半ばあきらめかけていたときに、この友人の言葉で一度サロンに行ってみようと。
サロンにおじゃまして、靴を脱ぐと飛鳥田先生は、私の脱いだ靴をじっと見つめ、つぶやきました。「すごい、靴のプロフェッショナルでもあるんだ」と私。
【足のプロフィールを測定】
最初にまず足型をとり、「足のカルテ」をつくります。これは足と靴と健康協議会さん認定のもので、シューフィッターさんがいらっしゃる靴屋さんでは、これを元に自分に合った靴を選んでもらうためのプロフィールになるそうです。
【至福のフットトリートメント】
さて、次は足や靴に関することなら、なんでも勉強なさってきたという頼もしい飛鳥田先生オリジナルのトリートメント。期待大です。特に長年の外反母趾足で悩みを抱えていた私にとって、月に数回のフットケアまたはリフレクソロジーサロン通いは必要なことでした。
飛鳥田先生は「外反母趾の方は、ほぼ9割近くが体になんらかの不調を抱えていらっしゃいます」とのこと。確かに、足の疲れや肩や首のコリ、腰の痛みなど思い当たります。もしかしたら婦人科系の症状も関係あるのかもしれません。
まずは、フットバスで温まりながら代謝を高めます。そして、飛鳥田先生のトリートメントはいままで出会ったことのない、画期的なものでした。筋肉や筋、ポイントに沿って痛すぎず、物足りなすぎずの圧で丁寧にトリートメント…受けていて、うっとりとても気持ちいいのです。足だけでなく、心臓に血液を送り返すポンプの役割をしているふくらはぎも同じように丁寧にトリートメントしてくださいます。いつしかリラックスして眠ってしまいました。トリートメントの後には、正しい足指の状態にテーピングをしていきます。
【3本指重視の歩行トレーニング】
飛鳥田さんは、「外反母趾の方にとっていちばん大切なのは、歩行時の自分のよくないクセを見直すことが大切です」といいます。なるほど。 「外反母趾の方は、どうしても親指が他の指をかばうようにして歩くので足が[く]の字に曲がってしまいます。この長年のクセを自覚して、人差し指、中指、薬指のトリオが前に出るように意識することで、だいぶ違いますよ」なるほど。他の先生は親指中心に歩くということを教えてくださったけれど、その根本が違うのですね。
姿見鏡の前に立ち、椅子につかまりながら、左右それぞれの前後の足のけりだしを意識的に変えるトレーニングです。私の場合、バランスをくずしていたことで、普通の方よりもまず、姿勢がそりぎみだったことがわかりました。ど、どうりで、腰がつらいわけですね。飛鳥田さんは、「体をおなかで横軸に折って、肩を後ろに軽く回してください」とアドバイス。「なんだか猫背気味に見えるけれどこれが本来の姿勢なんだ」と目からうろこでした。
そして、テーピングした正常な指のポジションに近い足で、3本指トリオを主役に片方ずつ前後にけり出す訓練です。簡単なようでいて、これができません…。しかも、親指がどうしても前に出てしまう。飛鳥田さんは、時々足の動きを軌道修正しながら、根気強く3本指トリオで蹴りだせるようにサポートしてくださいます。普段使われていない筋肉を使うのでだんだん足が筋肉痛になっていきます…。ちょっぴり、くじけそうになりましたが、これで外反母趾がよくなるのだと思うと気合が入ります。
テーピング前
テーピング後
片足3分づつのトレーニングをようやく終え、額に汗をかき、もうくたくたでした。「A子さまの足はとても感覚がよいので、すぐにできるようになりますよ。これまで通った方もしっかり、基本の3本指の歩行ポジションができるようになって、外反母趾がよくなっていきましたもの」。心強い。それだけで、もう治らないとあきらめていた私の足が愛おしくなり、これからのトレーニングをがんばろうと思いました(続く…)