ゆるい靴を履いていることによっておこりやすい「前すべり」
リアルショップで靴と服のトータルコーディネート
オープンしたfitfit日比谷シャンテ店 足のトラブルのため気に入った靴が履けない女性は少なくない。おしゃれで、かつ、快適な靴をカタログとインターネットで販売してきた「fitfit(フィットフィット)」が1日、東京・千代田区の日比谷シャンテに初の直営店をオープンした。
fitfitは、ファッションカタログ通販を手がける「DoCLASSE(ドゥクラッセ)」の林恵子社長が自身の外反母趾(ぼし)のために靴探しに苦労した経験から、昨年3月に靴製造販売会社として設立。DoCLASSEで扱うファッションウエアとのコーディネートを提案しながら、カタログとインターネットで販売してきた。
顧客から使用感やニーズを聞くことで、より多くのトラブルに対応できる靴を開発しようと、直営での出店を決めた。店は、DoCLASSE日比谷シャンテ店の真向かいで、服と靴のコーディネートをトータルで楽しめる。今後、3年間で35店舗の展開を目指している。
外反母趾のつらさから靴作りに取り組む林恵子さんに聞く
外反母趾で靴探しに苦労した自分の体験から、快適で美しい靴づくりに力を入れる林さん 「外反母趾の痛みで歩けなくなってしまったんです」――DoCLASSEとfitfit両社社長を兼ねる林さんが、約2年前を振り返る。
外反母趾でも歩ける靴を探しに探して、デザインも納得できたのは、4万5000円もするフランス製品だけだった。スニーカーも履いてしのぎながら友人らに聞くと、同じように苦労している女性が少なくなかった。
「40代、50代、年齢を重ねた大人たちを元気に輝かせたい」とDoCLASSEを5年前に設立し、服のおしゃれは提供してきていた。が、「もっときれいにするにはどうしたらいいか」と、東京駅の新幹線改札口で乗降客ウオッチングをしながら、足元のバランスが悪いことも気になっていた。
「機能とデザインを兼ね備えた靴を研究して作ろう」と決意したとき、同じ思いを抱いた靴メーカーやデザイナーとの出会いもあり、fitfit設立にこぎつけた。「靴には、常に流行を追い続けるファッションとは異なるノウハウがあります。足のトラブルを治すことはできないけれど、将来は100人に100通りの、快適さと美しさを併せ持つ靴を提供したい」と目指す。
そのために、店舗は「研究開発の拠点」と位置づける。店内は、一方の壁面に箱入りの靴を積み重ねておき、客が自由にサイズを試せるように工夫している。現在の製品は、林さんの足を基にした木型が中心だが、店舗で履き心地や痛みなどを直接客から聞き取り、データを蓄積して靴開発に生かしていくという。
(2012年3月1日 読売新聞)
こちらのコラムで皆様にお勧めだと思う靴をご紹介させていただきまして、fitfit様がおしゃれな靴がしかも「外反母趾」のことお伝えしていると思って、取材の連絡をさせていただきました。先方のプレス会には他の予定で伺えませんでしたが、コンセプトがかなりしっかりあり、驚きと勉強になりそうな事が沢山待っていると思いますので、取材させていただく、その日が楽しみでなりません。
こちらで、お伝えできると思いますので、是非お楽しみに。