営業秘密流出
プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。
最近、判例百選の勉強会で、営業秘密が話題になってきています。
営業秘密として守られるには、
非公知性、有用性、秘密管理性が求められます。
何か良い例がないかなと思ったところ、
たまたま入った一蘭で、良い例が見つかりました。
一蘭の場合、出汁や赤い秘伝のたれは、
ブラックボックス化されています。
4人しかその製造方法は知らないで、
他の従業員が入ることのできない
セキュリティが管理された部屋で
研究されているようです。
また、製造方法でも、麺は麺、
スープはスープと部署が分かれていて、
同じ製造部門であっても、他の部署の製造エリアには
いけないように管理しているそうです。
このように、一蘭の出汁や赤い秘伝のたれなどは、
作り方が一般には知られていないので、非公知です。
また、美味しいので、有用性は間違いないでしょう。
さらに、厳格に管理されているので、
秘密管理性も満たしています。
このように、大事な情報の管理をしているので、
営業秘密として保護されるのではないかと思います。
一蘭は自社の味を守るために
よく頑張っているなと思いました。
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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