日本は新しいものが嫌い?
プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。
特許庁のサイトに2021年度のAI関連発明の出願状況調査が公表されました。
2012年には出願件数が146件だったAI関連発明ですが、
2018年には1197件と約8倍に増加しました。
ここだけ見れば、日本でも研究開発が盛んになっていると言えます。
では、他国との比較ではどうでしょう。
まず、韓国
2012年は57件と日本よりも出願件数が少なかったです。
しかし、2018年には2356件と日本の約2倍の出願件数です。
アメリカ
2012年時点で1214件と日本の約8倍の出願件数でした。
そして、2018年には10692件と、約9倍の出願件数になっています。
なお、出願主体は企業が多いようです。
中国
2012年には399件と日本の約2倍の出願件数でした。
そして、2018年には13840件と、約12倍の出願件数になっています。
なお、出願主体は大学が多いようです。
AI関連発明の出願件数という観点では、
日本は強い企業も少ないですし、
大学での研究も盛んではないようです。
後者の問題としては、
選択と集中や、国立大学の法人化以降、
日本の論文数が減少してきています。
オリンピックなどに3兆円以上も費やすのであれば、
科学技術や教育のための予算をもっと増やして欲しいものです。
参考:AI関連発明の出願状況調査
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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