中国で代理人のブラックリストが作られるようです。

2021年8月21日

テーマ：中国　ビジネス情報

コラムカテゴリ：法律関連

プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。

中国では、不正行為をした代理人などのブラックリストを作成する
专利、商标代理行业违法违规行为协同治理办法（以下、法）が施行されました。

例えば、国家知識産権局の退職者を雇用して、不正な行為をしたり、
審査官などに賄賂を贈るなどの不正行為をしたりするなどの行為をした場合には、
ブラックリストに掲載されるようです（4条）。

ブラックリストに掲載された代理人などは、
重点的な管理対象となり、
国家知識産権局の各種プロジェクトに参加できなくなり、
場合によっては、代理資格の取り消しなどが行われるようです（7条）。

また、2年間に3回以上、ブラックリストに掲載された場合には、
より厳しい措置になるようです（7条）。

ブラックリストの掲載期間は、12ヶ月ですが、
6ヶ月経過し、違反行為が是正されているなどの
場合には、ブラックリストから削除されることがあります（9条）。

中国の代理人は色々なところがありますので、
今回の法によって信頼できる代理人などが
増えると良いですね。

参考：专利、商标代理行业违法违规行为协同治理办法

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弁理士　鈴木康介（特定侵害訴訟代理権付記）
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