特許事務所の新人の育て方
プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。
中小企業の特許出願件数が増加というニュースがありました。
確かに、出願件数の比率は、
2018年度は、14.9%
2019年度は、16.1%
2020年度は、17.5%
と増加傾向にあります。
これは、中小企業の知財活動が活発になったことを
示すのでしょうか?
本当に中小企業の知財活動が活発になっているのでしたら、
嬉しいのですが、必ずしもそうだとは言えません。
中小企業の出願件数を見ると、
2018年度は、37,793件
2019年度は、39,597件
2020年度は、39,789件
と増えてはいますが、
2019年度から2020年度では、
192件しか増えていません。
実は、特許出願の総数自体が
2019年度は、307,969件から
2020年度は、288,472件と
19497件減少しています。
このため、出願件数全体における中小企業の特許出願の割合が
大きくなったのでしょう。
また、2016年度の中小企業の出願件数は、39,624件
2017年度の中小企業の出願件数は、39,880件であり、
2020年度の中小企業の出願件数は、例年と変わらないという見方もできます。
よく比率で発表される場合には、数字を、
数字で発表される場合には、比率をと言われますが、
今回のニュースも比率で見た場合と、数字で見た場合には
別の風景が見えますね。
参考:中小企業・地域における知的財産活動
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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