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コラム
日本の民法はドイツの民法を参考にして作られた。
2021年5月20日 公開 / 2021年5月22日更新
プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。
日本の民法は、ドイツ民法を参考にしていることはよく知られています。
ドイツ民法も、日本の民法もパンデクテンシステムを採用されています。
このパンデクテンシステムとは、個別的な規定に共通する部分を一括りにして、
前に出して、条文を配置するシステムです。
ローマ法大全のうち、著名な法学者の学説を編纂した学説彙纂(ラテン語で、PANDECTAE)が
語源です。
この学説彙纂は、ビザンティン皇帝ユスティニアヌス1世により発布された法典で、
533年に作られたそうです。
その頃、日本は、磐井の乱(527年)が起きたぐらいで、
まだ、仏教も伝来していませんし、17条の憲法も作られていませんでした。
それが、明治からこのような制度を導入し、今では社会全体に広まり、
法律を勉強する前でも、民法という単語をほとんどの人が知るようになりました。
ただ、民法は基本となる法律だけあって、条文数が1050条もあり、
特許法などと比べると学ぶ量が多く、しばらく時間がかかりそうです。
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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