来週の週末は、JPlatPatがおやすみです。
プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。
文春オンラインで、“AI爆速翻訳”されたB級ケータイ小説が世界中で売れている理由とは
という記事が掲載されていました。
この記事によりますと、中国のオンライン小説が、AIによって翻訳され、
アフリカなどで読まれているようです。
現状では、AIによる翻訳のレベルは低いようですが、
エンタメが少ないため、どんどん受け入れられているようです。
確かに、現在の小説の翻訳レベルは低いのかもしれませんが、
量をこなすうちに、特有の言い回しなどを学習し、
徐々に精度が上がっていくと思います。
日本にも、小説家になろう、カクヨムなどなど、
さまざまな小説投稿サイトがあります。
カクヨムなどは、収益化プログラムもあるので、
読まれれば、読まれるほど作者に報酬が還元されます。
現状ですと、オンラインコンテンツを無許諾で、
翻訳しているような被害があると聞いています。
完璧な翻訳AIがなくても、日本のオンラインコンテンツを翻訳して、
作者に収益を還元するようなビジネスが生まれると良いなと思います。
作者にも収益機会が増えますし、
翻訳AIのレベルも上昇しますし、
エンタメを普及することで、日本のイメージ上昇にもつながると思います。
ちょうど4月28日に角川が、J-Novel Clubというアメリカの翻訳ラノベ電子ベンチャーを
買収したようですし、この手の事業も行なって欲しいです。
参考:“AI爆速翻訳”されたB級ケータイ小説が世界中で売れている理由とは
KADOKAWAが米社J-Novel Clubを買収、翻訳ラノベ電子出版のベンチャー
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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