特許行政年次報告書2020年版が発表されました。
プロシード国際特許商標事務所の弁理士の鈴木康介です。
本日の新聞報道などによりますと、
特許庁が印紙予納を廃止するようです。
これには、前振りがありまして、
産業構造審議会 知的財産分科会 基本問題小委員会で
色々と議論がありました。
最近、特許庁の収支のバランスが崩れて来ています。
これは、審査請求料や、登録料を値下げしたためではないかという議論があります。
また、収入の方もユーザの支払い方法に応じて、
特許庁が支払う手数料が異なります。
今回廃止される予定の印紙代の予納ですと、
3.3%かかります。
これに対して、口座振替ですと、11円/件ですし、
クレジットカードでも、2.13%+11円/件となっています。
特許庁の収入が約1200億円で、そのうちの約900億円(75%)が印紙予納なので、
約30億円が予納の手数料となります。
印紙代の予納をやめることで、手数料の支払い額を
約10億円下げることができます。
良い取り組みだと思います。
基本小委員会の資料(特許庁)
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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