特許無効審判等の口頭審理でオンライン出頭が可能になるそうです。
プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。
日本での知財事件の件数がどの程度かご存知でしょうか?
1000件でしょうか? 2000件でしょうか?
日本の知財民事訴訟の全国地裁第一審の新規受任件数は、大体一年あたり500件から700件です。
例えば、2019年のアメリカの連邦地裁における特許訴訟数は3588件です。
(これ以外に、商標や著作権の訴訟もあります)
また、日本の地裁第一審の平均審理期間はだいたい12ヶ月から16ヶ月です。
知財高裁レベルでは年間120件から15件です。
平均審理期間はだいたい7ヶ月から8ヶ月です。
また、平成26~令和元年の特許権の侵害に関する訴訟で、賠償額で1億円以上認められたのは18件でした。
仮に、日本国内で知財関係の訴訟を提起して、知財高裁まで行き判決を得ようとすると、2年近くの歳月がかかります。
相手方と交渉する前に、この辺りの数値を抑えていると、交渉時の条件を考える材料になります。
自社は約2年間の訴訟に耐えることができるか?
相手方は約2年間の訴訟に耐えられそうか?
相手がいくら出せば和解してもよいか?
などを考えてから交渉し、その条件次第で訴訟の有無を考えることをお勧めします。
参考:知財高裁統計情報
米国の特許訴訟件数(ジェトロ)
ご相談・お問い合わせ・取材はお気軽に
↓↓↓
03-5979-2168(平日9:00~17:00)
メール info@japanipsystem.com
Facebookで中国知財情報をまとめています。
http://www.facebook.com/Chinatrademark
Twitterは、こちらです。
↓↓↓
http://twitter.com/japanipsystem
マイベストプロ東京 中国商標・中国知財に強い弁理士
プロシード国際特許商標事務所の取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/tokyo/suzuki/
お読み頂きありがとうございました。
弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
Web:http://japanipsystem.com/