Mybestpro Members

鈴木康介プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

科学技術指標2020が公表されました。

鈴木康介

鈴木康介

テーマ:雑記

プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。

8月7日に文部科学省 科学技術・学術政策研究所ライブラリに科学技術指標2020が公表されました。

マスコミ報道などでは、中国の論文数が、米国を抜いて世界一位になったり、日本の論文数が4位になったりと、日本の技術力の低下を伝えていました。

科学技術指標2020によれば、日本も米国も企業の研究開発費は、2000年から比較して、1.5倍に増加しています。
中国の企業の研究開発費は同期間15.3倍に増加しています。

企業という意味では、中国はともかく、日本は米国と変わらない研究費用の増加率です。

しかし、日本と、米国、中国とでは、大学、公的機関などへの研究開発費の増加額が異なります。

日本では、大学、公的機関の研究開発費の伸びはありません。
(2000年を1とすると、2018年でも1)

一方、アメリカでは、大学の研究開発費の伸びは、1.8倍ですし、公的機関の研究開発費の伸びは、1.5倍です。

また、中国では、大学の研究開発費の伸びは、15.3倍ですし、公的機関の研究開発費の伸びは、5.7倍です。

この辺りの研究費の伸びが、論文数の伸びに影響を与えた可能性があります。

国立大学の法人化や、技術の選択と集中といった大学や公的機関への研究開発費への予算配分を減らす政策から、国立大学を元の制度に戻し、公的期間への研究費を増やすような政策に変化し、日本の技術力を高めて欲しいと思います。

例えば、Covid19の研究の中心となるべき感染研の予算が約40億円、アベノマスクが460億円、オリンピックは、1兆600億円(会計検査院、延期分は含まず)というのを考えると、予算の使い方をもう少し考えて欲しいと思います。

科学技術指標2020

ご相談・お問い合わせ・取材はお気軽に
↓↓↓
03-5979-2168(平日9:00~17:00)
メール info@japanipsystem.com

中国商標
Facebookで中国知財情報をまとめています。
http://www.facebook.com/Chinatrademark

Twitterは、こちらです。
↓↓↓
http://twitter.com/japanipsystem

マイベストプロ東京 中国商標・中国知財に強い弁理士
プロシード国際特許商標事務所の取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/tokyo/suzuki/

お読み頂きありがとうございました。
弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
Web:http://japanipsystem.com/

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木康介
専門家

鈴木康介(弁理士)

プロシード国際特許商標事務所

国際特許事務所での業務を通じて、実践的な知識とネットワークを培ってきました。また、中国人と国際結婚したため、現地の生活習慣などを経験を通じて理解しています。

鈴木康介プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

アイデアやブランドなど知的財産を守り、中国に強い弁理士

鈴木康介プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼