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コラム
日本の強みは表現の自由
2020年6月30日
プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。
中国はアニメの表現規制が厳しいです。
政治的なものは難しいですし、
過度な流血や、セクシーなものは規制を受けています。
このため、中国の規制を逃れて、日本で作品を作っているクリエーターさん達もいます。
一方で、米国のアニメも表現の規制が厳しいです。
例えば、
子供が危険な目に合わない。
煙草を吸わない。
流血シーンは避ける。
などの数々の規制があるようです。
一説によると、アメリカではキリスト教がベースとなった保守的な考え方が強いため、性描写、暴力、戦争に関しての規制が厳しいそうです。
また、最近の運動によってより政治的に正しい表現を行うような圧力がかかってきています。
日本は中国や米国と比べ、自由に作りたい作品を作ることができます。
その中には眉を顰めるような作品があることは確かですが、様々な作品が生み出される豊かな文化的な土壌があります。
例えば、手塚治虫氏の作品も一時期は不謹慎だと言われた時代がありましたが、現在では高い評価をされています。
米国が、欧州が。。。と言って表現の自由を制限するよりも、表現の自由こそが日本の強みであるとして、守り続けていきたいものです。
コロナの影響などで、今後、様々な国で電子的な配信も盛んになっていくと考えます。
日本のコンテンツ業界が上手にこの波に乗り、収益を上げられることを願っています。
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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