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欧文字同士の類否判断

鈴木康介

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テーマ:商標法

プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。

欧文字(例えば、英語)の商標同士で、異なる文字だけど発音(称呼)が同じ場合の類否判断の傾向はどうなっているのでしょうか?

非類似になった事例である
 SAXXとSAKS(異議2015-900176)
 MOREとMOA(不服2015-730)
 LUCAとRICA(不服2014-19906)

などを見ていると、発音が同じでも見た目が違っていて、観念において相紛れるおそれがないものは非類似と判断されることが多いようです。

とはいえ
 PHLEXとFLEX/フレックス(不服2013-23822)
 ARAZINEとアラジン/Aladdin(不服2014-12938)
など類似とされた事例もあるので、必ず非類似と判断されるわけではないことに注意が必要です。

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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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鈴木康介
専門家

鈴木康介(弁理士)

プロシード国際特許商標事務所

国際特許事務所での業務を通じて、実践的な知識とネットワークを培ってきました。また、中国人と国際結婚したため、現地の生活習慣などを経験を通じて理解しています。

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