中国ブランド戦略
プロシード国際特許商標事務所の鈴木康介です。
みなさんは、中国で有名な中国ブランドはどの程度ご存知でしょうか?
例えば、家電の格力集団、美的集団、TCL集団などは、地方都市(例えば、山東省煙台市)のスーパーや、デパートで非常によく目にするブランドで、親戚の家にも製品がたくさんある有名なブランドです。
また、瀘州老窖集団有限責任公司は、四川省の瀘州で最大手の酒造メーカーで、瀘州老窖は、非常に有名なお酒です。
(日本における森伊蔵並に有名なお酒です。)
今あげた企業は、中国国内では、著名な企業ですが、たぶん多くの日本人には知られていないと思います。
逆もまた同じです。つまり、日本で有名な企業であっても、中国では有名になっていない企業も未だ数多くあります。
国内で有名な企業ですと、日中間を行き来している人(中国人・日本人問わず)が、中国で先にその企業名の商標を取得し、高値で売りつけようと冒認出願する可能性が高いです。
特に、中国でビジネスを始める前だと、その企業名が中国国内で一般的に知られていないので、登録される可能性が高いですし、異議などが認められる可能性も低いです。
このため、中国市場に興味を持たれている企業は早めに中国などで商標権を取得することをお勧めします。
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弁理士 鈴木康介(特定侵害訴訟代理権付記)
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