裏方の人の存在!
ずっとずっと感じてきました。
世の中は本当の感情を表に出さないように、
無理やり表情を作って『普通』を装っている
人たちで満ち溢れている。
みんな、言いたいことを必死に抑え込んで
日常をやり過ごしてる。
その結果、
溜め込んだ本当の感情に苦しめられて、
キャパシティオーバーになってしまっている。
考えました。
何でそういう道をたどってしまうんだろう?
どうしたらそんな状況を解消できるんだろう?
企業規模にかかわらずどんな会社に勤めていても
そうなってしまうのは、
周りの「環境」に原因があるのではなく、
個人個人の「内側」に原因があるのではないか。
その「内側」の問題を解決しない限り、
いつまでも同じ状況が続いてしまうのでは
ないだろうか?
その「内側の原因」とは、
日本人のほぼすべての人が生まれてから
ずっと洗脳され続けてきて身につけている、
勝つこと=
良いこと・すごいこと・成功・上・〇。
負けること=
ダメなこと・恥ずかしいこと・失敗・下・×。
という「固定観念=常識=
知らないうちに身につけている価値観」
なのではないだろうか。
その価値観によって、
人より「上」に行くために、
強迫観念に駆られて「人に勝つための練習」
「強くなるための練習」ばかりをひたすら続け、
とにかく負けないようにしなければいけない、
と常に思い込んでいる。
これが、
今の生きづらさを生み出しているものの
「正体」なのではないだろうか。
それならば、今本当に必要なのは、
勝つための練習を積んで
「強くなること」「人に勝つこと」ではなく、
「正しく負ける練習」を積んで、
「自分流の負け方」=「人生の受け身の方法」
をきちんと身につけることなのでは
ないだろうか。
そして「正しく負ける練習」とは、
「わたしは負けました」と
きちんと自分の負けを認める練習。
「自分の負けを認める練習」とは、それは
「弱音を吐いて本当の感情を体の外に出す練習」
今、本当に必要なのは、
ちゃんと負ける練習を積んで、
人生の「受け身」を身につけることだ、
と最近ずっと思い続けています。
相田みつをさん「受け身」
特定社会保険労務士
産業カウンセラー
室岡 宏