採用面接で何を見るべき?社労士が解説する面接の5つのチェックポイント【採用力強化シリーズ③】

桐生英美

桐生英美

テーマ:採用力

今日もありがとうございます。
人事トラブルを整理する「人の専門家」元ハーレー社労士
ハーレー好きの社労士 キャプテン ヒデです。

採用ミスマッチを防ぐための実務ポイント

採用について経営者の方からよく受ける相談があります。

「面接では良さそうだったのに、入社後に問題が出てきた」
「採用した社員がすぐ辞めてしまった」
「面接で何を見ればよいのか分からない」

人手不足の時代ですが、採用ミスマッチは多くの企業で起きています。

実務を見ていると、採用がうまくいっている会社には共通点があります。

それは

面接で見るポイントが明確になっている

ということです。

今回は、中小企業の採用面接で特に重要な
5つのチェックポイントを紹介します。

ポイント① 行動力(実際に動ける人か)

まず重要なのは

行動力

です。

履歴書や職務経歴書には、経験や資格が書かれています。
しかし実際の仕事では

・自分で動けるか
・指示を待つだけの人ではないか

といった行動力が成果を左右します。

面接では

「これまで仕事で困難だったことは何ですか?」
「それをどのように解決しましたか?」

などの質問をすると、その人の行動力が見えてきます。

ポイント② 協調性(職場でうまくやれるか)

中小企業では、少人数で仕事を進めることが多いため

協調性

は非常に重要です。

能力が高くても

・周囲と協力できない
・チームワークを乱す

ような場合、職場に大きな影響を与える可能性があります。

面接では

「チームで仕事をした経験」
「職場で意見が合わなかった時の対応」

などを聞くと、その人の協調性が見えてきます。

ポイント③ 仕事への価値観

三つ目は

仕事への価値観

です。

人材が定着するかどうかは

会社の価値観と本人の価値観が合うか

によって大きく変わります。

例えば

・安定を重視する人
・挑戦を重視する人

では、向いている会社が違います。

面接では

「仕事をするうえで大切にしていること」
「どんな会社で働きたいと思いますか」

といった質問をすることで価値観を確認できます。

ポイント④ 継続力(長く働けるか)

早期離職を防ぐためには

継続力

も重要です。

履歴書を見ると

・転職回数
・勤務期間

などから、ある程度の傾向が見えます。

ただし、単に転職回数だけで判断するのではなく

「なぜ転職したのか」

という理由を確認することが大切です。

その理由が

・スキルアップ
・家庭事情

など合理的なものかどうかを確認しましょう。

ポイント⑤ 会社との相性

最後に重要なのが

会社との相性

です。

どれだけ優秀な人でも

会社の文化と合わなければ、長く働くことは難しくなります。

例えば

・スピード重視の会社
・慎重な判断を重視する会社

では、合う人材が異なります。

そのため面接では

会社の考え方や働き方を説明し、

「それでも働きたいと思うか」

を確認することが重要です。

面接には法律上の注意点もある

採用面接では、法律上のルールにも注意する必要があります。

厚生労働省が示している

公正な採用選考

では、次のような事項を採用基準にすることは不適切とされています。

・本籍
・家族構成
・宗教
・思想信条

これらは業務とは関係がないためです。

また、採用後に

「思っていた人材と違った」

という理由だけで解雇することは簡単ではありません。

労働契約法第16条では

解雇は客観的合理性と社会通念上の相当性が必要

とされています。

そのため、採用段階での見極めが非常に重要になります。

面接は「会社と人の相性確認」

面接というと

「会社が人を選ぶ場」

と考えがちですが、

実際には

会社と人の相性を確認する場

でもあります。

面接で見るべきポイントを整理することで

・採用ミスマッチを防ぐ
・社員の定着率を高める

ことにつながります。

経営者の皆様へ

もし

・面接で何を見ればよいか分からない
・採用しても人が辞めてしまう
・採用の基準が曖昧

という悩みがある場合は、

面接方法を見直すことが重要です。

私の事務所では

・採用基準の整理
・面接方法の設計
・人事制度づくり

などについて、中小企業の経営者の方のサポートを行っています。

人事労務の現場では、
同じような問題がさまざまな会社で起きています。

・問題社員への対応
・採用トラブル
・労基署調査への対応

などでお困りの際は、
個別の状況を踏まえて整理することもできます。

必要な場合はお気軽にご相談ください。

※本記事は、実際の経験をもとに内容を再構成した記録であり、
特定の個人・企業・事案への助言や判断を示すものではありません。

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Mybestpro Members

桐生英美
専門家

桐生英美(社会保険労務士)

日本経営サポート株式会社

民間企業での人事経験25年、社労士登録30年。労基署対応、労務トラブル、ハラスメント・カスハラ、問題社員対応を、経営と法令の両面から現場目線で整理し、中小企業の判断と実務対応を支援します。

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