マイベストプロ東京
小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

大学受験の国語における「文法」について~無料体験授業も開催致します!

2018年4月17日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:国語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 大学受験 対策

  大学受験生のみなさん、いよいよ受験年度が走り出しましたが、国語、特に文法についての対策は、できていますか。ここでいう対策とは、動詞の活用を全部覚えているとか、助動詞の意味・用法や活用を暗記し終えているという意味ではなく、それらを古文の文章中で的確に判断する、その力が身についているでしょうか?という問いかけです。

  大学受験における文語文法、すなわち古文の文法は、きわめて大事です。古文の出題がない大学(センター利用を含めて)だけを受験する方はもちろん不要ですが、国公立理系受験の方を含め、受験科目に古文が入っている方は、一学期のうちに文法の骨格をきちんとつかんでおきましょう。

 センター試験では、古文のうち文法の出題は、ほぼ1問です。私大一般入試では大学の出題傾向にもよりますが、1問から3問程度の大学が多いです。

 このことから、文法はないつもりで…と口にする高校生を時おり見かけますが、それでは全体で合格ラインを突破できるだけの得点を、国語で上げることはできません。その理由は大きく言って二つあります。

 まず、いわゆる文法、すなわち助動詞や助詞の識別などの問題は1問でも、センターではほかに文中での語釈の問題が3問あり(第3問の問1)、ここでも語句の意味だけでなく、文法の基礎知識が必要になります。これだけで、古文50点のうちの20点を占めるわけです。私大の一般入試においてもほぼ同様です。

 そして、さらに重要な点ですが、古文の場合は文法(と重要古語の意味)を押さえていないと、文章の内容が読みとれないことがあります。完璧でないにせよ、文法の基礎は十分理解しておかないと、大まかな流れをつかむこともできないのです。それができていて、ようやく次に、登場人物の動作や会話を切り分けて行く、という段階にすすみます。また、漢文受験が必要な方も、古文の文法がわかっていないと、理解できない部分が出てきますね。

こうした文法の基礎の部分への対策を、夏休み、あるいは2学期になってからはじめようというのでは、合格の可能性を自らせばめようとするようなものです。夏休み、2学期には、身につけた文法を駆使して、文章理解に注力してこそ、高いレベルの得点をめざすことができ、合格もぐっと身近にたぐりよせることができます。

★この文語文法=古典の文法をわかりやすく理解し、使いこなせる文法にするために、2019年10月25日に、言問学舎から『文語文法の総仕上げ』を出版しました。詳細は以下のリンクからご覧下さい!
『文語文法の総仕上げ』ご案内


国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP http://www.kotogaku.co.jp/

[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
https://www.youtube.com/watch?v=c2OdlIl8T44

[[国語の勉強をお手伝いする国語専門サイト・国語力.com
http://www.kokugoryoku.com]]

この記事を書いたプロ

小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(有限会社 言問学舎)

Share

関連するコラム

小田原漂情プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5805-7817

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小田原漂情

有限会社 言問学舎

担当小田原漂情(おだわらひょうじょう)

地図・アクセス

小田原漂情のソーシャルメディア

rss
ブログ
2024-04-10
youtube
YouTube
2011-06-23
youtube
YouTube
2022-06-11
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のスクール・習い事
  4. 東京の学習塾・進学塾
  5. 小田原漂情
  6. コラム一覧
  7. 大学受験の国語における「文法」について~無料体験授業も開催致します!

© My Best Pro