マイベストプロ東京
小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(おだわらひょうじょう) / 学習塾塾長

有限会社 言問学舎

コラム

東京都立高校推薦入試の「小論文・作文」対策と無料体験授業について

2016年10月25日 公開 / 2017年2月21日更新

テーマ:国語

コラムカテゴリ:スクール・習い事

 東京都立高校の推薦入試は、1月下旬に実施されます。来年は1月26日・27日の実施で、合格発表が2月2科です。この推薦入試は、平成24年(1月実施)までは、最大8割が調査書点(内申点)で合否を決める仕組みであり、面接などの「当日逆転」は、むずかしいものでした(調査書点が「観点別評価」で出される時代もありましたが、5段階評定の数値との「大幅な逆転」は、ほとんどありませんでした)。

 平成25年から、すべての高校で調査書点の比率が最大5割となり、残り5割に「小論文・作文」と「個人面接・集団討論」が課されることとなりました。この結果、「当日の逆転」が、ある程度ながら起こりうるものとなりました。都内の会場模試(Vもぎ・Wもぎ)や業界内の情報を総合すると、24年には都立最難関の日比谷高校で、女子では素内申45、44のグループにしか合格者がなかったところ、25年は素内申41、40あたりから合格者が出るなど、大きな変化が見られたのです。
 
 この変化の中で、より大きなウェイトを占めたのは、何でしょうか。おそらくそれは、「答案」があとに残されて厳しい採点が下される、「小論文・作文」なのではないでしょうか。もともと旧方式でも、2割以上を占める「面接での大逆転」はなかったのです。受け答えや、いまの「集団討論」なら必ずしも「仕切りがうまい」受験生ばかりが高得点を得られるわけではない現状を考えると、やはり得点をかせげるのは、「小論文・作文」であり、そこで論理的に、かつ「失点が少なく、加点ももらえる」答案を書く力が重要なのだと考えられます。

 まずは文章を、苦にせず書けるようになること。そして「作文」なら、筋道が通っていて自分の考え、思いを、きちんと文章で伝えられる力が必要です。「小論文」は、本来は資料や課題文を正確に読みとり、そこに示されていることを端的に文章にまとめた上で、最後に自分の見解を述べるのですが、都立推薦入試の「小論文」では、最後の部分が含まれていないケースもあります。いずれにせよ、与えられた資料、文章を、正確に読みとり(判断力)、文章で明確に表現する力(表現力)が求められます。

 都立高校の推薦入試は近年若干倍率が下がり気味ですが、それでも平均3倍近い高倍率。打てる手をすべて打って、推薦での合格をめざしましょう。また推薦のために文章力を高める勉強をすることで、国語の力がぐんと伸びますから、仮に一般入試に回っても、国語で高得点がかせげます。昨年一般入試の国語で100点満点を取り、小山台高校へ進学した受験生は、この推薦対策から始めて、「小論文・作文の勉強をしっかりやったおかげで、国語に関して自信がつきました」というコメントを、寄せてくれました。

 言問学舎の「小論文・作文対策」講座の無料体験授業は、今月30日(日)の日曜講座で受けられます。詳細は以下のリンクよりご覧いただけます。ご確認いただきました上、お早めにお申し込み下さい。

秋の日曜講座第2週のご案内

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師
小田原漂情
文京区の総合学習塾・言問学舎HP

[[言問学舎の生のすがたは、こちらの動画からもご覧いただけます!
http://www.youtube.com/watch?v=9d_nMZpDjbY&feature=youtu.be]]

[[国語の勉強をお手伝いする国語専門サイト・国語力.com
http://www.kokugoryoku.com]]

この記事を書いたプロ

小田原漂情

国語力に定評がある文京区の総合学習塾教師

小田原漂情(有限会社 言問学舎)

Share

関連するコラム

小田原漂情プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5805-7817

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

小田原漂情

有限会社 言問学舎

担当小田原漂情(おだわらひょうじょう)

地図・アクセス

小田原漂情のソーシャルメディア

rss
ブログ
2024-04-10
youtube
YouTube
2011-06-23
youtube
YouTube
2022-06-11
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ東京
  3. 東京のスクール・習い事
  4. 東京の学習塾・進学塾
  5. 小田原漂情
  6. コラム一覧
  7. 東京都立高校推薦入試の「小論文・作文」対策と無料体験授業について

© My Best Pro