間質性肺炎と漢方薬の症例
無理せず、無駄せず、継続する
私たちがお客様に伝えている言葉に、「無理せず、無駄せず、継続する」があります。
手前味噌ですが、以前柔道を始めた時、当時41歳。スタートは、思ったより厳しく、張り切って無理をしたり、無駄に動き過ぎると翌日に腕が痛み、練習の継続が難しくなっていました。その教訓から無理の体勢を避け、相手の力を借りて技をかけるように心がけることにしました。
話は変わりますが、人は誰でも自分をよく見せたいもので、はじめてあった人に無理してよいところを見せてしまうと、継続してお付き合いしていくのが大変になってしまいます。無理は禁物、自分のペースで。また、私の漢方の師、田畑隆一郎先生のお宅にお邪魔したときのことですが、家の中には必要最低限のもの以外はほとんど無い状態で、奥様がおっしゃるには先生は要らないものは全て捨ててしまうとのことでした。食事も粗食を実践しています。全てにおいて無駄がないのです。90歳になっても鮮明な先生の頭脳の秘訣がよく分かりました。
漢方薬も、体調を整えるための薬草が数種類、無駄なく入っています。長い年月研究し尽くした結果で、同時にその成分は決して人体に無理が無いように出来上がっています。3000年間継続されている秘訣がここにあります。生活環境が変化した現代社会の中では、漢方薬の効きがはっきりしない場合もありますが、無理なく継続していかれることが大切と考えております。