今年は、自分にできることをやりましょう。
ちゃんとしなきゃ”で身体の声を無視していない?
― まじめに頑張ってきた人ほど、気づかないうちに起きていること ―
「ちゃんとしなきゃ」
「迷惑をかけないようにしなきゃ」
「弱音を吐かずにやらなきゃ」
こうした言葉が、
いつの間にか自分の内側の口ぐせになっていませんか。
一見、とても立派で、前向きで、社会的にも評価されやすい姿勢。
けれどその裏側で、
身体の声を静かに無視し続けている人は少なくありません。
ここでは、
「ちゃんとしなきゃ」が強くなりすぎたとき、
心と身体に何が起きているのかを、
やさしく、丁寧にひも解いていきます。
1. 「ちゃんとしなきゃ」は、あなたを守ってきた言葉
まず最初に、大切なことをお伝えします。
「ちゃんとしなきゃ」と思うあなたは、間違っていません。
それは、
周囲に気を配ってきた
責任を果たそうとしてきた
不安な中でも踏ん張ってきた
その証でもあります。
特に、
小さい頃から「しっかり者」だった
人に頼るより、我慢する方が楽だった
弱さを見せる余裕がなかった
失敗すると評価が下がる環境にいた
こうした経験がある人ほど、
「ちゃんとしなきゃ」は生き延びるための大切な鎧だったのです。
2. でも「ちゃんとしなきゃ」が強くなりすぎると、何が起きる?
問題は、「ちゃんとしなきゃ」が悪いことではなく、
それしか選択肢がなくなってしまうことです。
身体は日々、さまざまなサインを出しています。
疲れ
だるさ
眠気
違和感
痛み
けれど「ちゃんとしなきゃ」が強いと、
こうしたサインに対して、無意識にこう返してしまいます。
「まだ大丈夫」
「これくらい普通」
「気のせい」
「今は休めない」
その結果、
身体の声はどんどん小さくなり、最後には“強い不調”としてしか届かなくなることがあります。
3. 身体の声を無視し続けたときに起きやすい変化
「突然、限界が来たように感じる」
「理由が分からない不調が続く」
それは突然ではなく、
ずっと前から身体が送っていたメッセージの積み重ねかもしれません。
よく見られるサイン
慢性的な疲労感
朝起きるのがつらい
気力が湧かない
食欲や睡眠の乱れ
理由のない不安や焦り
感情が分からなくなる
身体は壊れる前に、
必ず「気づいてほしい」という段階的なサインを出しています。
4. なぜ「身体の声」より「ちゃんとしなきゃ」を優先してしまうのか
それは、あなたが弱いからではありません。
むしろ、身体の声よりも“役割”や“期待”を優先しなければならなかった経験があるからです。
休むと怒られた
甘えると否定された
頑張らないと居場所がなかった
人の期待に応えることで安心できた
そうした環境の中で、
身体の感覚は「後回しにするもの」になっていきました。
でも本来、
身体の声は、あなたを怠けさせるものではなく、守るためのものです。
5. 身体の声は、いつも「今ここ」を教えてくれている
思考は、過去や未来を行き来します。
でも身体は、いつも「今ここ」にあります。
疲れているときに「疲れている」と教える。
無理しているときに「違和感」として知らせる。
それは、あなたを困らせるためではなく、
これ以上無理をしないで、という優しいブレーキです。
6. 「ちゃんとしなきゃ」から少し離れるための、小さな練習
いきなり大きく変える必要はありません。
身体はとても繊細なので、小さな関わり直しが一番安全です。
① 身体に質問してみる
「今、どんな感じ?」
答えがなくてもOK。聞いてあげることが大切です。
② 不調を“否定しない”
「こんなことで休むなんて」と責めず、
「そう感じてるんだね」と受け止める。
③ 休む理由を探さない
理由がなくても休んでいい。
それは甘えではなく、調整です。
④ 「ちゃんとしなくていい時間」を5分だけ作る
何もしない、考えない、評価しない時間。
⑤ 身体感覚に戻る行動を1つ選ぶ
深呼吸、ストレッチ、温かい飲み物。
ほんの小さなことで十分です。
7. 身体の声を聴き始めると、心に起きる変化
無理に頑張らなくなる
疲れに早く気づける
感情が分かりやすくなる
不安が理由のあるものとして整理される
自分への信頼感が戻る
身体の声を聴くことは、
自分を信じ直すことでもあります。
8. 心の整理に役立つ Q&A
Q1:「ちゃんとしなきゃ」をやめたら、だらけませんか?
理由:長年の思い込みです。
対処:少し緩めて様子を見る。
効果:むしろ安定しやすくなります。
Q2:身体の声がよく分かりません。
理由:長く無視してきたため。
対処:分からなくてOKと許す。
効果:徐々に感覚が戻ります。
Q3:休むと罪悪感があります。
理由:休む=悪という刷り込み。
対処:休みを“調整”と捉える。
効果:回復が早まります。
Q4:頑張らない自分が怖いです。
理由:頑張ることで自分を保ってきたため。
対処:少しずつ緩める。
効果:新しい安心感が育ちます。
Q5:身体の不調を感じると不安になります。
理由:無視してきた反動。
対処:一人で抱えず、言葉にする。
効果:不安が整理されます。
9. カウンセリングでできること
― 「ちゃんとしなきゃ」から自由になるために ―
Amazing Grace のカウンセリングでは、
「ちゃんとしなきゃ」で固まってしまった心と身体を、
とても丁寧に、ゆっくりほどいていきます。
自分の限界が分かるようになった
無理をする前に止まれるようになった
身体の感覚を信じられるようになった
安心して力を抜けるようになった
カウンセリングは、
「ちゃんとしなくても大丈夫な自分」を思い出す場所です。
10. 最後に ― あなたへ
「ちゃんとしなきゃ」と思い続けてきたあなたは、
それだけ真剣に人生と向き合ってきた人です。
でもこれからは、
身体の声と一緒に生きる道も選んでいい。
身体は、あなたの敵ではありません。
いつも一番近くで、あなたを守ろうとしてきた存在です。
その声を一緒に聴き直したくなったとき、
Amazing Grace は、いつでもあなたをお迎えします。



