短所を長所に変える場所
「中学1年生の1学期は、それなりに点数が取れていたのに、2学期になって成績が下がってきた。」
「夏休みが終わってから、数学が分からないと言うことが増えた。」
「勉強はしているのに、テストの点数につながらない。」
中学1年生の2学期になると、このような悩みが少しずつ増えてきます。
中学校生活にも慣れてきた頃なので、
「ちょっと勉強をさぼっているだけかな。」
「次のテストから頑張れば大丈夫だろう。」
と思われるかもしれません。
しかし、中学1年生の2学期のつまずきは、
できるだけ早く対処しておきたいところです。
なぜなら、
中1の2学期で一度大きくつまずくと、勉強を始めても、
すぐには成績が戻らないことがあるからです。
徳島県で小学生から高校生までを指導している未来舎でも、
中学1年生の2学期に成績が下がり始めてから入塾してくる生徒をこれまで見てきました。
もちろん一人ひとり状況は違います。
しかし、そうした生徒を指導していると、
入塾して勉強量が増えたからといって、
次のテストですぐに成績が上がるとは限りません。
実際には、つまずいたところまで戻って勉強し直しながら、
学校で新しく習う内容にもついていかなければならないため、
立て直すには時間がかかります。
中には、2年生になる頃までかけて、
ようやく成績が上向いてくるケースもあります。
では、なぜ中学1年生の2学期につまずくと、
成績を戻すのに時間がかかるのでしょうか。
なぜ中学1年生は2学期になると成績が下がりやすいのか?
中学1年生の2学期に成績が下がったとき、
「勉強時間が足りないから。」
と考える方は多いと思います。
もちろん、それが原因の場合もあります。
しかし、それだけではありません。
中学校の勉強は、小学校以上に、
「前に習ったことを使って、次の内容を学ぶ」
という積み重ねが重要になります。
特に数学や英語は、その傾向が強い教科です。
例えば数学。
1学期に学習した正負の数や文字式などが十分に理解できていない状態で、
その先の内容へ進めば、新しい単元を理解することも難しくなります。
新しく習ったところだけを勉強しているのに、
なかなかできるようにならない。
そこで、
「数学が難しくなった。」
と感じ始めます。
しかし本当の原因は、今習っている単元ではなく、
もっと前の内容に残っている「分からない」かもしれません。
英語も同じです。
英単語を覚えていない。
主語と動詞の関係が十分に分かっていない。
be動詞と一般動詞の使い分けがあやふや。
こうした小さなつまずきを残したまま新しい文法へ進んでいけば、
当然分からないことは増えていきます。
そして怖いのは、一つ一つの「分からない」は最初、
それほど大きく見えないことです。
少し分からない。
でも宿題は何とかできる。
テストでもある程度は点数が取れる。
だから、そのまま進んでしまう。
ところが、その小さな「分からない」がいくつも積み重なったところで、
「急に勉強が難しくなった」ように見えるのです。
実際には、2学期になって突然勉強ができなくなったわけではありません。
1学期から少しずつ残してきた「分からない」が、
2学期になって表面に出てきた可能性があります。
中1の成績が下がってから勉強を始めても、すぐに戻らない理由
ここが今回、最もお伝えしたいところです。
成績が下がった。
だから塾に入った。
勉強時間も増えた。
それなら次のテストでは点数が上がるはず。
保護者の方からすると、そう考えるのは自然だと思います。
ところが、実際にはそう簡単ではありません。
例えば、学校ではすでに新しい単元へ進んでいるのに、
本人には1学期の内容にも理解できていないところが残っているとします。
そうすると、
①今、学校で習っている内容を勉強する
だけでなく、
②以前つまずいた内容まで戻って復習する
必要があります。
本人からすると、
「追いつくための勉強」と「これ以上遅れないための勉強」を
同時にしなければならない状態です。
これは簡単ではありません。
過去の内容を復習している間にも、
学校の授業は止まってくれません。
新しい単元へ進みます。
だから過去の復習だけをしているわけにもいかない。
現在の学校の勉強もしなければならない。
さらに定期テストが近づけば、
他の教科も勉強する必要があります。
本人は以前より勉強している。
塾にも通っている。
それなのに、すぐには点数が上がらない。
そんなことが起こります。
未来舎でも、
中学1年生の2学期につまずいてから入塾してきた生徒を見ていると、
成績として結果が表れるまで数か月かかることがあります。
場合によっては、2年生になる頃までかけて少しずつ立て直していくこともあります。
もちろん、これはすべての生徒に当てはまるわけではありません。
つまずきの程度や学習状況によって大きく異なります。
それでも、これまでの指導を通して強く感じるのは、
「成績が大きく下がってから勉強を始める」のと、
「分からないが小さいうちに対処する」のでは、
立て直すために必要な時間が大きく変わる
ということです。
中1で成績が下がったら「もっと勉強しなさい」の前に確認してほ
子どものテストの点数が下がると、
「もっと勉強しなさい。」
と言いたくなると思います。
しかし、ここで一度考えてみてください。
本当に足りないのは、勉強時間でしょうか。
例えば正負の数の計算が十分に身についていない子が、
その先の数学の問題を何十問解いても、なかなかできるようにはなりません。
英語の基本的な文の作り方が分かっていない子が、
現在習っている英文をひたすら書いても、
根本的な理解にはつながらないことがあります。
だから成績が下がったときに、まず確認したいのは、
「何時間勉強したか」ではなく、
「どこから分からなくなったのか」です。
テストを見直してみる。
間違えた問題をもう一度解いてみる。
学校のワークを少し前まで戻って解いてみる。
すると、
「実はここから分かっていなかった。」
という場所が見つかることがあります。
ここが見つかれば、やるべき勉強も変わります。
「数学をもっと勉強する。」
では漠然としています。
でも、
「文字式の計算でミスが多いから、そこまで戻ろう。」
となれば、具体的に勉強できます。
成績を上げるためには、勉強量を増やすことと同じくらい、
「何を勉強するか」を正しく決めることが大切です。
こんな変化があったら「中1のつまずき」が始まっているかもしれ
中学1年生の2学期は、
テストの点数が大きく下がってから対策するのではなく、
その前の小さな変化に気づくことが大切です。
例えば、
「最近、数学が分からないと言うことが増えた。」
「宿題に以前より時間がかかるようになった。」
「答えを写して宿題を終わらせることが増えた。」
「テスト前には勉強しているのに点数が少しずつ下がっている。」
「間違えた問題をそのままにしている。」
「何が分からないの?と聞いても『全部分からない』と答える。」
こうした変化が見られたら、
「まだそこまで成績は下がっていないから大丈夫。」
と考えるのではなく、一度学習状況を確認してみてほしいと思います。
なぜなら、
中学1年生の今なら、まだ戻ってやり直す時間が十分にあるからです。
中1の段階で、
「ここが分からなかった。」
と見つけられれば、そこまで戻ればいい。
しかし、そのまま中2、中3へ進めば、
戻らなければならない範囲はさらに増えていきます。
だから未来舎では、中学1年生の2学期は、
「成績が下がってから対策を始める時期」ではなく、
「つまずき始めた段階で対処する時期」
だと考えています。
徳島県の現中学1年生は「まだ中1だから大丈夫」ではありません
そして、現在の中学1年生については、
もう一つ考えておきたいことがあります。
高校受験です。
中学1年生の保護者の方からすると、
「高校受験はまだ2年以上先。」
という感覚があるかもしれません。
しかし、現在の中学1年生が高校受験を迎える頃には、
徳島県の高校入試制度にも変更が予定されています。
だからといって、今から難しい受験勉強を始める必要があるという話ではありません。
今、一番大切なのは、
中学1年生で習った内容を、中学1年生のうちにできるだけ理解しておくことです。
中1の「分からない」を中2へ持ち越さない。
中2の「分からない」を中3へ持ち越さない。
その積み重ねが、最終的には高校受験につながります。
高校受験直前になって、
「あのとき、もっと早く戻っておけばよかった。」
とならないためにも、まずは今の学習状況を確認してみてください。
中学1年生の勉強について、こんなお悩みはありませんか?
「1学期よりテストの点数が下がってきた。」
「数学や英語で『分からない』が増えてきた。」
「勉強はしているのに成績が上がらない。」
「何を勉強すればいいのか本人も分かっていない。」
「まだ中1なので塾は早いと思っているけれど、このままでいいのか不安。」
一つでも当てはまることがあれば、
まずは「どこから分からなくなっているのか」を確認してみることをおすすめします。
未来舎では、現在のテストの点数だけを見て、
「もっと勉強しましょう。」
とは考えていません。
どこでつまずいているのか。
なぜ点数につながっていないのか。
今の勉強方法のどこを変えればいいのか。
一人ひとりの状況を確認しながら、
その子に必要な学習を一緒に考えていきます。
中学1年生の今なら、まだ十分にやり直せます。
大きく成績が下がってから慌てるのではなく、
「少し分からなくなってきた」という段階で対処する。
それが、2年生・3年生、そして高校受験へつながっていくと考えています。
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「今の成績ならまだ大丈夫なのか。」
「どこから復習すればいいのか。」
「塾に通うほどなのか分からない。」
そんな段階でも大丈夫です。
成績が大きく下がってからではなく、
まずは現在のお子さんの学習状況を知るところから始めてみてください。
早く始めるということは、難しい勉強を先取りすることではありません。
分からないことが少ないうちに、一つずつ解決しておくことです。
未来舎では、目の前のテストだけでなく、
その先の高校受験まで見据えながら、
お子さんに今必要な学習を一緒に考えていきます。
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