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マンションのリノベ・リフォーム工事どこまで可能!?

2022年7月11日

テーマ:中古マンション

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: キッチンリフォーム浴室 リフォーム中古マンション 注意点

新築の建物価格がかなり高くなっており、比較的割安な中古戸建や中古マンションを買ってリフォーム・リノベーション工事を検討している方の相談も多くなりました。
中古マンションと中古戸建てではリフォーム・リノベーション工事が出来る箇所も変わってきます。

中古物件の良いところ

新築より割安価格なのはもちろんですが、不動産の価値で一番重要なのは立地です。
好立地なところほど昔から家が建っています。
よって基本的に古い物件の方がマンションも戸建ても良い立地に建っていることが多くなります。
中古住宅の場合だと、ほぼ土地の価格で売っているような物件も探せばあります。

戸建てとマンションの違い

一戸建ての場合はほぼすべての部分のリフォームは可能です。
ただし、耐震上必要な柱、筋交い・耐力壁などは撤去できないため建築士などへの確認が必要になります。
マンションの場合、専有部分(マンションの室内)は基本的には自由にリフォーム・リノベ可能となります。

マンションの専有部分と共有部分

マンションの場合は戸建てよりリノベーション工事に制約が多くあります。
リフォーム・リノベーションが可能なのは「専有部分」となります。
「共用部分」は行うことが出来ません。具体的な主なものは下記になります。

 共用部分
・コンクリート構造の躯体 壁・床・柱・天井・梁
・パイプスペース
・サッシ・窓
・バルコニー・玄関扉


 専有部分
・コンクリート壁の内側の造作物
・玄関扉の内側
・住宅内部の配管・配線
・室内の住宅設備

よくある事例ですが、キッチンのガスコンロをIHコンロに変更する場合、管理組合の許可が出ない場合もあります。
これはマンション全体の電力ケーブル・容量の関係で多数の方がIHコンロにすることで電気の容量が足りなくなる恐れが出てくるためです。
また、お風呂を追い焚きに変更する場合も注意が必要です。
追い焚きの場合は共用部分にあるパイプスペース(給湯器)までの配管を追加しないと出来ないことがあります。
この配管を追加するためにはマンションのコンクリート壁を削孔しないとできません。
よって、コンクリート躯体の工事には許可が出ません。



やらない方が良いリフォーム・リノベーション

おすすめしないのは、安くしようとするために、キッチン、洗面台などを自分でインターネットなどで買って材料を施主支給する方法です。
工務店が発注する場合はトラブルがあっても対応してくれますが、施主支給の場合が全て自己責任になります。
具体的には部品が不足している、工程管理が出来てないため材料が施工日に間に合わない、寸法が合わないなどがあり職人さんとトラブルになりがちです。

あと、やらない方が良いのがセルフリフォーム工事です。
たまに査定に行った時などで床や壁紙を自分で施工している方がいます。
素人施工の場合、将来的に売却する時に余分な工事が必要になったりで、かえって高くつく場合が多々あります。


エフステージでも数多くのリフォーム・リノベーション工事を行っておりますのでご興味ありましたらご連絡ください。
リフォーム・リノベーション事例

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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