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マンションは中古の方がメリットある!?

2021年4月1日 公開 / 2021年4月2日更新

テーマ:中古マンション

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 中古マンション 注意点マンション管理不動産相続 手続き

徳島の新築のマンション価格はほぼ下がる!?


新築のマンションを検討されている方も多いと思いますが、中古マンションと比べてどちらがお得でしょう?
簡単に比較はできませんが将来売却する場合どのような価格になるのかを一度確認しておくのも良いでしょう。
どうすれば良いかというと、購入しようと思っているエリアで中古売り物件をアットホームなどのポータルサイトで探してみると新築からどのくらいの価格になっているかある程度わかります。
徳島の物件の場合は値上がりしているものはほとんどありません。

コンクリートは中古の方が強度が増してきます

建築物としてのマンションは中古の方が安心できる場合が多くあります。
コンクリートは数十年かけて乾燥して強度が増してきます。
また、国土交通省がまとめた、「RC造(コンクリート)の寿命に係る既住の研究例」によると、「鉄筋コンクリート造建物の物理的寿命を117年と推定」飯塚裕(1979)「建築の維持管理」鹿島出版会)、「鉄筋コンクリート部材の効用持続年数として、一般建物(住宅も含まれる)の耐用年数は120年、外装仕上により延命し耐用年数は150年」(大蔵省主税局(1951)「固定資産の耐用年数の算定方式」)となっています。
施工時にきちんとした施工管理のできているマンションであれば新築より中古物件の方が躯体の強度は高くなっているということですね。

建築後の不具合も、

これはどのような構造の物件でもありますが新築した時では悪い点がまだわからず、暫くたってからちょっとした不具合、劣化事象などが出てくることがあります。
中古物件だとその様な問題点が既に改善されていることも多くあります。
良い点も悪い点もわかりやすいのは中古マンションの方になります。

修繕積立金

マンションの全体の大規模修繕などのために毎月、修繕積立金を管理組合に預けるのが一般的ですが、新築の場合、修繕積立金がないので購入時に数十万円はじめに取られます。
中古の場合は以前の所有者が積み立てていた金額がそのまま引き継がれるので、きちんと管理組合がしていれば新築よりその分お買い得感があります。
ただし、稀に滞納が多い物件もあるので滞納している戸数が多い物件などには注意が必要です。



お買い得な物件

徳島の物件の場合、築15年〜20年くらいの物件をオススメします。
それ以降は大きく物件価格に変動がありません。
非常に緩やかに価格が下落していく物件が多くなります。
また、徳島市でも一部の人気の地区ではその後築30年くらいまであまり価格が変わらないものもあります。
お風呂やキッチン、トイレなどの住宅設備も築15年〜20年くらいの物なら新築設備と大幅に仕様は変わらないので設備のリフォームなしでそのまま住める場合が多いと思います。
その場合、設備工事と比較して安価な壁紙交換など内装工事だけ行えば気持ちよく住めることになります。

お買い得物件を探すには

新築物件は低層階の部屋が安く高層階に行くほど少しずつ高い価格設定になります。
また、角部屋は中部屋より高くなり高層階に行くほど同様に高価格になります。
中古の場合、売主の個々の事情にもよりますので、早く売りたいなどの場合は割安に売られる場合もあります。
上手くその様な物件を購入するには、マンションの価格相場に詳しい不動産業者に依頼しておくことをオススメでします。
徳島のマンションでも割安物件はたまに出てきます。
中古マンション相場や、価格の下がりにくい物件など気になる方はお気軽にご相談ください。

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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