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家賃がもったいないから家を買う方が良い!?

2020年7月27日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:不動産コラム

コラムカテゴリ:住宅・建物

コラムキーワード: 空き家対策かつら ウィッグ

賃貸に住んでいるのは家賃がもったいないから家を買うという方も多くいらっしゃいます。
売買物件を取り扱う不動産業者としては購入していただくのは非常にありがたいのですが
買う方が良いとは一概には言えません。
マンションデベロッパー、分譲業者の方などからも、「家賃を払うよりトクですよ」と営業トークで言われていると思います。
低金利だし、単純に支払いだけ見ればそうなる可能性もあるでしょう。
しかしそれだけで購入するのが良いと決めるのはどうかなと思います。
賃貸も持ち家もそれぞれにメリット・デメリットがあります。



賃貸のメリット

賃貸のメリットは家族が増えたり減ったりした場合でも柔軟に対応できます。
近隣トラブルなどがあった場合でも引っ越すことが出来ます。
また、貸家の補修は基本的に大家負担なので家賃以外の不動産にかかるコストはあまりありません。

賃貸のデメリット

部屋の模様替えや室内のリフォームなどを自由にできません。
また、広い間取りの物件は日本では少なく大家族向きの間取りのものは多くありません。
水回りの設備が売買物件と比べて安っぽいものも多くあります。

持ち家のメリット

持ち家は自分の土地・建物として所有することが出来ます。
住宅設備も、賃貸物件より豪華なキッチンやお風呂などを選ぶことが出来ます。
住宅ローンが終われば固定資産税さえ払えれば住み続けることは出来ます。
(実際は家のメンテナンス費用などは必用になります)

持ち家のデメリット

反対にデメリットは住宅ローンの支払いが何十年も続く事になります。
また、家族構成が変わっても引っ越せません。実際に子供が巣立った後は部屋数が不要になる場合もあります。
折り合いの悪い隣人がご近所さんになる可能性もありますし、自然災害に襲われるリスクもあります。
また、固定資産税は保有期間中必ず支払う義務があります。
あまり考えてない方も多いのですが外壁塗装などリフォーム工事費を積み立てておく必要があります。
(15年~20年以内には外壁塗装工事が必要になる物件がほとんどです。)

まとめ

日本の賃貸物件はファミリータイプでも2LDKが多く広くても3LDKのものがほとんどです。
また、昔に比べて良くなったとはいえお風呂、キッチンなどの設備が売買物件に比べて
満足できるものが少ない現状です。
この辺りが改善すれば賃貸でも良いのではと思います。

持ち家の場合は、今後地方の人口減は顕著なのでなるべくなら価値の落ちにくい地域の物件を選ぶ事をお勧めします。
人気の地域だと万が一売却する場合でも売りやすくなりますし、貸し出す場合でも貸しやすくなります。

この記事を書いたプロ

藤本忠昭

物件の価値を高める不動産のプロ

藤本忠昭(エフステージ株式会社)

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