軍歴を問い合わせてみた。戦争をかんがえる。
父の長兄は中国大陸で戦死している。
その戦死した時の状況は、のちに、戦後30数年たった時に、一緒の分隊にいた3人の戦友たちが墓参りに来たくれた折に語ってくれた。また所属していた連隊の連隊史なる書物が出版され、その中にも戦死した時の状況が書かれている場面があるのでおおよそのことはわかっていた。
今回軍歴を取り寄せたところ、それまでの経過なども細かく記録されていて、具体的に想像できるようになった。
これは、上海から揚子江を中国大陸の内部までさかのぼっていった日本軍の軍隊にいた一若者の戦死するまでの記録です。
戦争で死ぬのは、兵隊として駆り出された若者と、戦場となった場所に暮らす人々だ。