漢方薬でよくなった症例16~20
子宮腺筋症 気力が無くなってしまった脇の下、背中のかゆみ 月経前症候群(PMS)と不妊症 多嚢胞性卵巣と不妊症
30w 子宮腺筋症をのりこえて・・・34歳女性
子供を考えて2年半タイミング、人工授精と進みなかなか子宝に恵まれない。大変元気な方で通じも1日1回よく出る。肩こり首筋の凝りがありお腹にガスがたまる。運動のやりすぎが腰の痛みがある。生理痛は激しく、痛み止めは欠かせない。帯下は多い。
陽性お血の代表漢方薬、桂枝茯苓丸煎じ薬で2か月、手足の冷え、生理痛は改善されてきた。帯下は変わらず。掌のほてり、唇の渇きお腹のガスを目標に、温経湯煎じ薬1か月で無事ご妊娠された。
29気力が無くなってしまった。・・・60歳女性
「電池が切れてしまう感じで寝込んでしまう。」「起き上がれない。」
そのようにご相談されたのは、春の終わりでした。気候がよいときに大変辛そうでした。原因は人間関係のもつれからで、体は夏でも寒く感じる状況です。舌の裏は血管が怒張していて、表面は苔が丸く剥がれていました。頭痛、食欲不振、足のつり、腰痛、腰の冷えがあり、甘いものが大好きでした。真武湯を1週間服用していただき、だいぶ気力が出てきまいた。気持ちも前向きになってきました。現在もう2週間服用中です。
28胸、脇の下、背中のかゆみ・・70歳女性
1年前からかゆみが出るようになり、キンカンをぬって一時しのぎできたが、耐えられなくなりご来店。特に寝るとかゆみが酷い。尿をするとしみる感じがあり、トイレに行きたい感じがある。八味地黄丸と、自家製漢方の塗り薬「紫雲膏」を使用していただくこと7日、胸は奇麗になった。続けて14日服用後、皮膚だけではなく、排尿時の痛みも消え良くなった。1年間の症状が、たった3週間で改善されたことに本人もびっくりされ、大変喜ばれた。
27w 月経前症候群(PMS)と不妊症
Sさんは、お子さんを考えて2年になります。3年前の流産で精神的に大きなショックを受けてしまい、いつも鬱々してしまいがち。手の平がほてり、冷えのぼせがあり、疲れやすい。血圧は100、50と低血圧気味。小便は日に6回、大便は2−3日に1回。めまいがあり、唇は乾燥していました。冷たい物を欲しがり、肩の凝りがひどく腰が冷え、生理は28日周期で順調。甘いものを多く食べてしまう。温経湯を服用して1ヶ月、手の平のほてりが解消し、何もしないのに体重が1.5kg減りました。さらに1ヶ月でお腹が温まり皮膚がツルツルしてきました。体調が大変よくなってきた矢先、生理前に寒さを感じたと思ったら突然顔が熱くなり、ドキドキして汗が出てきたそうです。頭痛、肩こり、首筋のこりもひどい。Sさんは、流産後の神経症状が悪化してきたのだと不安になっていました。この症状は「往来寒熱」です。「柴胡」が主薬の柴胡桂枝湯に変更しました。その後すぐに症状は消え生理がきました。ご懐妊の報告を受けたのはその1ヶ月後でした。
26w 多嚢胞性卵巣と不妊症・・・35才女性
お子様を考えて2年、なかなか子宝に恵まれない。冷えがひどく、生理は2-3日で終わってしまう。多嚢胞性卵巣があるため、クロミッドとHCGで排卵させていた。
イライラ、気が沈むといった神経症状がでていて、夜の寝つきも悪い。便秘気味で首肩の凝りがある。帰耆建中湯と、温経湯で2か月でご妊娠された。
この時は、クリニックの治療はお休みされていて、漢方を服用して冷え、寝つき、神経症状が改善された。