「気」「血」と並んで私たちの体を構成する「水」についてのお話
遠志という薬草をご存知ですか。あまり聞かれない名前ですが、漢方薬では有名な生薬の一つです。日本名をイトヒメハギと言い、英名はPolygala Rootといいます。Polysは多い、galaは乳です。
用途は、鎮静、去痰、抗炎症として漢方薬の中に含まれ効果を発揮するのですが、東洋医学的な考えで「腎気を通じ、心に上達する」とあり、精神安定剤や、健忘症の治療に用いられています。
遠志が含まれる漢方薬には、加味温胆湯や、加味帰脾湯があります。これらは胃腸が虚弱な方の不眠・神経症に使われます。
遠志に関しては、商品も販売しております。「オンジエキス細粒M」で、効能・効果は中年期以降の物忘れの改善となっています。むつごろう薬局にて、販売もしておりますので、ご興味がある方はご相談ください。