【引き算コーチング】我慢を手放すのではなく、我慢を「手段」にする

山根浩二

山根浩二

テーマ:引き算コーチング

こんにちは、
サポートコーチ出雲の山根浩二です。

「まあ、しょうがないか」
仕事をしていると、
こういう言葉を使うことって
ありませんか?

・部下の行動が気に入らない。
・家族の言い方にイラッとする。
・お客様から理不尽なことを言われる。
・取引先から、
こちらとしてはちょっと困るような要求をされる。

でも、
「まあ、しょうがないか」
と言って、自分の中にしまっておく。

もちろん、
本当にしょうがないこともあります。
すぐには変えられないこともあります。
だから、我慢すること自体が
悪いとは私は思っていません。

ただ、少し気になるのは、
「我慢していることに、
自分自身が気づかなくなっている」
という状態です。

私は、我慢って、
動こうとしている小さな何かを、
ずっと押さえつけているようなものかなと
思うことがあります。

本当は、
「嫌だ」
「困る」
「変えたい」
「こうしたい」
という気持ちが動こうとしている。

でも、
「そんなこと言っても仕方ない」
「自分には変えられない」
「ここは我慢するしかない」
と、その気持ちを押さえ込む。

動かないように、ずっと押さえている。
これって、実は結構エネルギーを
使っているんじゃないかなと思うんです。

例えば、一つのことを我慢するだけなら、
そんなに大きな負担ではないかもしれません。

でも、仕事でも我慢。
家庭でも我慢。
取引先でも我慢。
お客様にも我慢。
そして、また別のところでも我慢。

一つ一つは小さくても、
それが毎日、
毎日積み重なっていったらどうでしょう?

気づかないうちに、
ずっと自分のエネルギーを
使い続けている状態になってしまう。

だから、私はコーチングの中でも、
「今、何か我慢していることはありませんか?」
ということを、一度考えてみることは意味があると思っています。

もちろん、話したからといって、
すべてが解決するわけではありません。
相手が変わるとは限らない。

環境がすぐに変わるわけでもない。
でも、話してみる。
自分の中にあるものを、
いったん外に出してみる。

すると、
「ああ、自分はこれが嫌だったんだ」
と気づくことがあります。

あるいは、
「これは今は変えなくてもいいか」
と、自分の中で整理できることもあります。

「これは自分が直接言ったほうがいいな」
となるかもしれない。

「これは誰かに任せてもいいんじゃないか」
となるかもしれない。

あるいは、
「今は我慢する。でも、半年後には変える」
という選択もある。
私は、ここが大事なんじゃないかなと
思っています。

我慢をなくすことではなく、
我慢を、自分で選べるようにする。 

・ただ、なんとなく我慢している。
・ただ、しょうがないと思っている。
・ただ、自分にはどうにもできないと思っている。

そういう状態から、
「今は、これを選んで我慢している」
という状態に変える。

そうすると、同じ我慢でも意味が変わります。
前者は、自分が抑え込まれている感じがする。

でも後者は、
「今はこれを選んでいる」
という自分の意思があります。
そして、
その違いは結構大きいと思います。

我慢そのものに使っていたエネルギーも、
少し減ってくる。

「どうしてこんなことを
言われなきゃいけないんだ」
「なんで分かってくれないんだ」
「またか……」
と、頭の中で何度も繰り返していたものが、

「これは今はこうしておこう」
と整理されるだけでも、
かなり違います。

そうすると、
そこで使っていた精神エネルギーを、
本当にやりたい仕事に使える。

・これからの事業を考えることに使える。
・お客様のことを考えることに使える。
・家族との時間に使える。
・自分自身の休息に使える。

私は、これも「引き算」
なんじゃないかなと思っています。
何か新しいことを足すのではなく、
自分の中で
ずっと押さえつけていたものを、
一度ちゃんと見てみる。

そして、
「これはどうする?」
と、自分で決めていく。

・我慢するのか。
・伝えるのか。
・任せるのか。
・距離を置くのか。
・今は保留にするのか。

それとも、
そもそも気にしなくていいことなのか。
選択肢はいろいろあります。

コーチが、
「こうしてください」
と答えを決めるわけではありません。

・「本当に、それは我慢するしかないんですか?」
・「もし我慢しなかったら、どうなると思いますか?」
・「もし全てが、自分の自由に変えれるとしたら、
どうしたいですか?」

そんなふうに問いかけながら、
一緒に整理していく。

すると、今まで「我慢するしかない」と
思っていたことにも、
別の見方ができるようになることがあります。

私は、我慢って、なくすものではなくて、
使い方を変えるものなのかもしれない
と思っています。

我慢し続けることで、
自分のエネルギーを消耗するのではなく、
「今はこれを選ぶ」
という一つの手段に変えてしまう。

そうすると、
自分で自分のエネルギーを
使う場所を決められるようになります。

毎日の生活の中で、
我慢することは、
おそらくゼロにはなりません。

経営者であれば、なおさらでしょう。
人と関わっていれば、
思い通りにならないことは必ず出てきます。

だからこそ、
「我慢しないようにしましょう」
ではなく、

「今、自分は何を我慢しているんだろう?」
と、一度立ち止まってみる。

そして、
「これは本当に我慢する必要があるのか?」
「我慢するとしたら、
それは自分が選んでいることなのか?」
と考えてみる。

それだけでも、
少し変わるんじゃないかなと思います。

我慢をなくすことが目的ではありません。

我慢に使っていたエネルギーを、
もっと自分にとって大切なことへ戻してあげる。
そのために、
我慢していることを一度、言葉にしてみる。

私は、それもコーチングでできる
大事なことの一つだと思っています。

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山根浩二
専門家

山根浩二(ビジネスコーチ)

サポートコーチ出雲

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