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コラム
子をありのまま受けとめて受け入れる。道は初めから2本ある。
2021年11月22日
子育てで、
親が一番しなければならない大切なこと、
親にしかできないこと、は何?
と聞かれたら、
私は間違いなく
「子をありのまま受けとめて、ありのまま受け入れる」
ことだと申してきました。
子をありのまま受けとめて受け入れる、ことは
一見、とても簡単なように感じますね。
ところが、
この一見簡単そうなことが、とても難しい!
なぜなら、
親も人ですから「欲」が出てきますし、
子も人ですから「自我」が出てくるからです。
お互いの我と欲が交錯し、
分かり合えず
難しい子育てを招いてしまうのです。
たとえ親子であっても
人と人の関係だということを忘れてはいけませんね。
子育ては、ある意味修行です。
母には母の人生の道が続いています。
子は子の人生の道が続いていきます。
子が赤ちゃんの間、ほんの1~2年間はいつもくっついていますから
母と子の人生はあたかも「同じ道を進んでいる」と錯覚してしまいますが、
本来は2本の道です。
その期間だけ重なっているだけで
本当は全くの別物なんですね。
その重なり具合に少しずつ「ズレ」がでてくるのが
「2歳代のイヤイヤ期」
という時期です。
初めから別物だと理解できていると
「イヤイヤ期」は、
つまり、
2本の道の重なりが少しずつ分離してきたんだなと
成長を喜べます。
「ありのまま」を認めて受け入れる、ということは
この、道が分離してきた時に
子どもの方の道を認めて受け入れられるかどうか、ということです。
何が何でも
自分(母)の道から子どもの道が逸れていかないように!
と固執すると
母子関係が険悪になってしまったり
難しい子育てになってしまいます。
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