『普通』に囚われない生き方【自分らしい幸せを見つける方法】
「嫌われたくない」
「相手を不快にさせたくない」
「空気を悪くしたくない」
気づけば、いつも自分が合わせている。
人に気を遣いすぎて、家に帰るとどっと疲れてしまう。
そんな経験はありませんか?
実は、カウンセリングでもとても多いご相談のひとつです。
「断れない」
「相手の機嫌が気になる」
「自分の意見が言えない」
「何か悪いことをしたのではないかと不安になる」
こうした悩みを抱えている方は少なくありません。
そして、その背景には「性格」だけではなく、幼少期の育ち方が影響していることがあります。
なぜ人の顔色をうかがってしまうのか?
人は突然、人の顔色を気にするようになるわけではありません。
幼い頃の家庭環境の中で身につけた「生きるための方法」が、大人になっても続いていることがあります。
たとえば、
・親の機嫌が悪いと家の空気が変わる
・怒られないように気を遣っていた
・親の期待に応えようと頑張っていた
・「いい子」でいることで安心を得ていた
そんな環境の中で育った子どもは、自然と周りを敏感に感じ取る力を身につけます。
「今、お母さんは怒っているかな」
「何を言えば怒られないかな」
「今は黙っていた方がいいかな」
小さな子どもにとって、親は絶対的な存在です。
親がいなければ、自分一人では生きていけません。
だから子どもは、自分を守るために必死で空気を読みます。
それは弱さではありません。
その時のあなたが、生きていくために必要だった大切な力なのです。
でも大人になっても、その癖が続いてしまうことがある
問題は、その頃に身につけた習慣が大人になっても続くことです。
職場でも、
「怒っているのかな」
「嫌われたかもしれない」
「私が悪かったのかな」
友人関係でも、
・返信が遅いだけで不安になる
・断ることに罪悪感を感じる
・自分より相手を優先してしまう
本当は何も起きていないのに、心だけがいつも緊張している状態になります。
すると、人と会うだけで疲れてしまうのです。
あの頃のあなたは弱かったわけではない
ここで大切なことがあります。
幼い頃、人の顔色を見ていた自分を責める必要はありません。
時々、
「もっと強ければよかった」
「気にしない性格なら楽だったのに」
そう思ってしまう方もいます。
でも、違います。
あの頃のあなたは弱かったのではありません。
親がいなければ生きていけない小さな子どもが、その環境の中で一生懸命生き抜いてきただけなのです。
それは「弱さ」ではなく、「生きる力」です。
そして今のあなたは、あの頃とは違います。
もう、自分の力で生きていける大人になっています。
心を少し楽にするためにできること
まずは、自分に問いかけてみてください。
「今、本当に相手は怒っているのかな」
「私はまた昔のパターンで考えていないかな」
そしてもうひとつ。
「私は何を感じているんだろう」
人の気持ちばかり見ていると、自分の気持ちが分からなくなってしまいます。
まずは相手ではなく、自分の心にも目を向けてみてください。
最後に
人の顔色をうかがってしまうのは、性格が弱いからではありません。
それは、幼い頃のあなたが身につけた「生きるための知恵」だったのです。
だから、今までの自分を責めなくて大丈夫です。
これまでたくさん気を遣い、頑張って生きてきた自分に、少しだけこんな言葉をかけてあげてください。
「今まで、本当によく頑張ってきたね」
その言葉が、ずっと緊張していた心を少しずつゆるめてくれるかもしれません。


