震災の影響...トラウマを和らげる方法
「褒められても、素直に、喜べない」
「人に頼むくらいなら、自分でやってしまう」
「なぜか、しんどい人関係ばかり引き寄せてしまう」
こうした悩みを抱えてカウンセリングにいらっしゃる方に、話を聞いていくと見えてくることがあります。
それは......子供の頃、いい子だったということ
「いい子」が大人になると出やすい3つのサイン
「いい子」として育った人が大人になると、こんな場面で困りやすくなります。
①人に頼れない・助けを求められない
「これくらい自分でやらなきゃ」
「頼んだら迷惑をかける」
子供の頃、親の負担にならないように自分で解決して来た人は、大人になっても「頼ること」に強い抵抗を感じます。その結果、一人で抱え込みすぎて、気づいたら限界......ということが起きやすくなります.
②褒められても、素直に受け取れない
「たまたまうまくいっただけ」
「本当の自分を知られたら、幻滅されるかも」
「いい子」でいることで愛情をもらってきた人は「ありのままの自分」でいることへの不安が根深いことがあります。褒められるたびに、どこかで「本当の自分は、こんなじゃない」と感じてしまうのです。
③「NO」が言えず、しんどい関係を続けてしまう
断れない。嫌だと言えない。気づいたら、いつも自分だけが損をしている......。
「いい子」だった人は、相手の期待に応えることが「安全でいるための方法」でした。
だから大人になっても、相手の望みを優先することをやめられず、自分を消耗させる関係が続いてしまうことがあります。
なぜそうなってしまうのか
子供の頃、いい子でいることで安心を得てきた人は「できる自分・役に立つ自分・怒らせない自分」でいることが、愛されるための条件になっています。
頼ることも、断ることも、失敗することも......それをしたら、大切な人に嫌われてしまうかもしれない。
そんな恐れが、大人になっても体に染み付いているのです。
「いい子」のパターンから、少しずつ抜け出すには
では、どうすればいいのでしょうか。
まず大切なのは「変わろう」と力まないことです。長年かけて身についたパターンは、意志の力だけは一気に変えようとすると、かえって苦しくなります。
代わりに、こんな小さな実験を試してみてください。
実験1:「小さなお願い」を1回だけしてみる
「コピーをお願いできますか」「ちょっと話を聞いてもらえますか」断られてもいい、という前提で、小さなお願いを一つだけ。頼っても関係が壊れない、という体験を少しずつ積み重ねることが大切です。
実験2:「NO」の代わりに「保留」を使う
断ることが怖い人は、いきなり「NO」と言わなくていいです。「少し考えさせてください」のひと言で、一旦立ち止まる練習をしてみてください。
実験3:褒められたら「ありがとうございます」だけ言ってみる
「たまたまです」「まだまだです」とうち消さず「ありがとうございます」とだけ受け取る。それだけでいいです。
最後に
「いい子」だったあなたは、ずっと誰かの期待に応えながら生きてきました。それは弱さでも、性格の問題でもありません。
ただ、もうあなたは子供ではありません。誰かの期待がなくても、あなたにはあなたとして生きて行く力が、もう備わっています。
「ありのままでいい」......その感覚は、少しずつ、体験をとうして育てていくものです。
焦らなくて大丈夫です。今日のあなたが、昨日のあなたより少しだけ自分に優しくできたら、それで十分です。


