5月病の心身の不調に負けないための原因と対策

飯塚和美

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テーマ:健康な日常を送るために

5月病とは…

4月は、新年度が始まり、新たな環境や仕事、学校生活に期待が膨らむ季節ですが、その1か月後の5月には「5月病」と呼ばれる心身の不調を感じる人が多くなります。

5月病とは、正式な医学的診断名ではないものの、新しい環境への適応が原因で引き起こされる、精神的・肉体的な不調を指します。


5月病の主な症状

・無気力: やる気が出ず、何事にも興味がわかない。
・疲労感: 十分に寝ても疲れが取れない。
・イライラ: 些細なことで怒りやすくなる。
・集中力の低下: 仕事や勉強に集中できない。
・食欲不振: 食欲が落ち、食事が楽しめなくなる。

新入社員や新入生は、新しい人間関係や環境に適応するため、精神的なストレスが溜まりやすく、新生活への適応に疲れてしまいます。

目標に向かって頑張ってきた方は、4月が終わり、達成感とともに次の目標を見失ってしまう、目標の喪失が出ることもあります。

気温や湿度の変化により、環境の変化の影響を受け、自律神経のバランスが乱れやすくなります。

5月病に打ち勝つための対策


・新しいことにチャレンジする
小さな趣味でも、新しいことに挑戦することで気分転換になります。新しい趣味や習い事を始めたり、興味のあるサークルに参加したりして、生活に楽しみを取り入れましょう。

・適度な運動を取り入れる
ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなど、自分に合った運動でリフレッシュしましょう。運動は心身の健康に良く、自律神経のバランスを整える効果があります。

・リラックスする時間を作る
瞑想や深呼吸、アロマテラピー、好きな音楽を聴くなど、リラックスできる時間を毎日取り入れるようにしましょう。

・周囲と積極的にコミュニケーションをとる
悩みや不安を溜め込まず、信頼できる友人や家族、同僚と積極的に話してみましょう。他の人との交流が、心の健康にプラスに働きます。


・十分な睡眠と栄養バランスの良い食事
しっかりと睡眠を取り、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。特にビタミンB群やマグネシウムを多く含む食材はストレス軽減に役立ちます。

・目標を見直す
無理のない短期的な目標を立て直すことで、日々の生活に目的を持ちましょう。小さな達成感が自信に繋がります。

・専門家に相談する
どうしても心の疲れが取れない場合は、カウンセラーや医師に相談することをためらわないでください。専門家のサポートが必要な場合もあります。

多くの人が経験する5月病

5月病は、新しい環境に適応する過程で多くの人が経験することです。自分を責めずに、少しずつ前向きな行動を取ってみてください。

季節の変わり目でも自分らしく元気に過ごせるよう、自分に合った対策を取り入れて、5月病を乗り越えましょう。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

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