自己肯定感を上げる方法

飯塚和美

飯塚和美

テーマ:生きづらさを感じる時

今日は前回に続き、自己肯定感についてお話します。

ゆがんだ眼鏡がネガティブな思考を生み出す

自己肯定感の低い人は、自分は何をしても人より劣っているのではないか、もっと努力しないと人並みになれないと思ってしまいます。
「自分はダメだ」というゆがんだ眼鏡をして自分を見てしまいます。

自分に自信がないので、人からどう思われるか、人の事を優先してしまうために、嫌な事も断れず人に合わせてしまいます。
ほかの人と自分を比べて、自己否定して落ち込んでしまう傾向にあります。
考えて落ち込むのはネガティブな思考が脳の癖になっているからです。



自分を変える方法

でも、脳には環境に適応しようとする特性があります。
その特性を利用してネガティブなことを拾う癖をポジティブな事を拾う癖に変えていけばよいのです。
毎日ひとつでも良いので、自分の良いところを書き出してみましょう。
「出来てること」「してきた良い事」、些細な事でも構わないので紙に書いてください。

紙に書くことで客観視することができます。
もし、どうしても自分の良いところがあると思えない、出来てると思えない人は、「自分と同じことをしている人がいたらどう見えるか」を考えてください。
ほとんどの人が「そんなことないよ、頑張ってるじゃない」とか「結構出来てるよ」と思えるはずです。

自分ができてることや良いところを書き出したら、認めてほめてあげましょう。
すぐにできない場合はそのままで、そう思えなかったらただ「こんなことができてるんだな」と思うだけでも構いません。
そして同じことを友達がしていたらなんていう言葉をかけるか考えてください。

「他人だったら」と思って、できていることを認めることができたら、それが客観的に見た自分自身という事を理解してください。

それから、自己肯定感の高い人を観察して、自分も真似をしてみることもおすすめです。
最初は真似で構いません。
自信あるようにふるまってみることです。
話し方や姿勢などを真似してみることで気分が前向きになることがあります。

例えば笑顔、意識して笑顔を作ると脳が騙され、楽しくなると言います。
下を向く癖のある人は少し上を向いて歩くだけで前向きになれたりします。
「だめだ」とあきらめるのではなく、「自分はできる」と言う癖をつけてみてください。
自分のことを認めてほめていると、やる気ができて脳が成長するのでぜひおすすめです。

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飯塚和美
専門家

飯塚和美(心理カウンセラー)

カウンセリングルーム『大空』

電話相談含め8,000千人のカウンセリング実績。幼い頃からしみついた考え方の癖や枠を取り除き、生きづらさを解消します。リピーターが多く講座を含め日常で壁にぶつかると訪れたくなる、親しみやすさが好評

飯塚和美プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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