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飯塚和美

心についた癖や行動を取り除き生きやすくするカウンセラー

飯塚和美(いいづかかずみ) / 心理カウンセラー

カウンセリングルーム『大空』

コラム

「子供を愛せない」「感情のコントロールがきかない」愛着障害から来る問題

2020年7月18日 公開 / 2021年2月17日更新

テーマ:悩んだ時の対処法

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 子育て悩み相談マインドフルネス発達障害 支援

こんにちは、経済や感染症、色んな事で不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?こんな時には自分に優しく、少しでも心地良いと思える事をしてみてくださいね。例えば、自分だけのためにお気に入りのカップで飲み物を入れてゆっくりするとか、好きな音楽を聞く、湯船にゆっくりつかるとか、時間が無くても些細な事の積み重ねで心を休める時間をとってください。

最近長澤まさみさん主演「MOTHERマザー」という実話を元にした映画が話題になりました。自分の子供を抱きしめたかと思えば、ネグレクトする母親に共感できないと思った方も多いのではないでしょうか?

人は乳幼児期に「お腹がすいた」「おむつが汚れて気持ちが悪い」と泣いて手をかけてもらいます。スキンシップや自分の要求が通る事で「満たされる」という経験の繰り返しが他者との最初のコミュニケーションとなります。家庭の中で自分の存在が大切なもの、何かあっても守ってもらえる信頼感、愛されているという経験をしながら成長します。

ところがその経験ができずに、泣いてもかまってもらえない、否定され続ける、兄弟で差別されて育つなど、健全な愛情を感じられずに育つと「愛着障害」になる場合があります。愛着障害になると、情緒面で人の何気ない言葉で過剰に反応して傷ついたり、過去の失敗や恐怖心を極度に持ってしまうなど、物事や人を極端に捉える事しか出来なくなります。

人に対して「この人はこういう所はあんまり好きではないけれど、こんな良いところもある」と柔軟に捉え、折り合いをつけることができません。「好き、嫌い」と極端に考えてしまいます。感情のコントロールが難しく人との程よい距離がとりづらく、恋人や配偶者、子供をどう愛すれば良いか分からない、とても大事にしていたかと思うと突然憎んだりと感情面で問題が多い傾向にあります。

これを改善するには、本人の自覚と変わる覚悟が必要です。心理的な安全な居場所を作ること、自分が居心地の良い場所や人間関係を探し、受入れてもらえる安心感、自己肯定感を持つ事。そして過去に原因を求めるだけでなく、自分の今の問題、困っていることは何か?を考える。極端な受け取り方を改善して、今問題と思えることの対処法(どんな事が出来るか)を探して改善していく事で少しずつ良い方向に向かうと思います。

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